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【kintone(キントーン)】当社のメンバーがジョイゾー「J Camp」に参加しました
こんにちは! ICDS広報担当の加藤葉子(かとうようこ)です。
2023年3月~4月、当社メンバー7名が、株式会社ジョイゾー様が主催する「J Camp(ジェイキャンプ)」に参加いたしました。DX(ディーエックス)推進に必要なスキルを「kintone(キントーン)」を使って学ぶ4日間のオンラインセミナー。そこでどんな気づきがあったのか? そもそもどんな様子だったのか!? 参加メンバーのひとりに感想を聞きました。
「J Camp」について
中小企業のDXを推進する伴走支援型教育サービス。DXを確実に前進させるために必要な『スキル獲得』と『計画立案』が学べます。詳しくは株式会社ジョイゾー様のサイトをご覧ください。
![「J Camp」の参加者7名と講師4名の集合写真の画像](https://assets.st-note.com/img/1684303567259-0z8VNc8j5K.jpg?width=1200)
セミナーの雰囲気:ロールプレイングとは
――4日間かけて行われる「J Camp」は、ロールプレイング(以下、ロープレ)が中心だと聞きました。ふだん座学に慣れてしまっていると、役割を与えられて演じなければならないロープレってとてもハードルが高そうです。実際にいかがでしたか?
ロープレは、個人的にはとても楽しかったですね。講師のみなさんの熱意あふれるファシリテーションもあって場が盛り上がり、建設的な意見が飛び交っていました。
「kintone」を使ったシステム開発でよく用いられるのが、お客さまにヒアリングしながらその場でシステムを作っていく『対面開発』という手法。仕様書がないとされる対面開発では、その場でお客さまのニーズを引き出して仕様を可視化させる力が必須となります。こうしたスキルは座学ではなかなか身につかないので、体験型学習のロープレで学べて良かったと思いました。私たちに与えられた役割は3つ。お客さまにヒアリングする『メイン役』と、ヒアリングを元にシステムを作る『サブ役』、そしてシステムを発注する立場の『お客さま役』です。全員がすべての役割を演じたのですが、ふだん「kintone」に慣れているメンバーが『サブ役』になると開発スピードが格段にアップしていました。さすがノーコード開発ツール。「kintone」のシンプルさとスピード感を見せつけられた気がしました。スピーディに開発できるからこそ、要求をすばやくまとめる力が必要なのだということがよく分かりました。
もうひとつ、ロープレの鍵を握るのが講師のみなさんによる『観察者』の役割。見守ってくれているという安心感から、役になりきって想像力を働かせることができました。ロープレ後に的確なフィードバックをいただけたのも良かったです。それまで頭だけで理解していたDX推進でしたが、「J Camp」に参加したことで深い気づきが得られました。
セミナーで得たこと:DXを推進するためのスキルとは
――「J Camp」で学ぶことは、DXを推進するための『スキル獲得』と『計画立案』ですよね。“深い気づきが得られた”ということですが、実際にお客さまのDXを推進するためにはどのようなことが求められると感じましたか?
1.顧客本位の姿勢
日頃からヘルプデスク業務でお客さまと接することが多い私にとって、ロープレで最も良かったのは『お客さま役』を演じられたことです。お客さまから相談を受けると、どうしても自社が得意とする製品や技術の視点でご提案したくなります。しかし、ロープレでひたすらお客さまの声に耳を傾けてニーズを深掘りする作業を繰り返したことで、お客さまとの対話においては自分たちの能力や技術をアピールすることはほとんど意味をなさないことに気づきました。顧客本位の姿勢、つまりお客さまに本当に役に立つ解決策を提供できれば、それが信頼となり長期的な企業の成功と成長につながるということですね。
2.シンプルな発想力
いまはノーコードで誰でも簡単にシステムを作れる時代です。気軽にいじれるがゆえにかえってシステムが複雑化してしまう、なんていうことも問題視されています。ノーコード開発では、システム作りに関わるすべての人がネットワークやデータベース構造を理解する必要はないと思います。自分たちが使うシステムを自分たちで作るのだから、使いやすさを追求することが何よりも大切。ですから、システムの複雑化や使いにくさを回避するためには、お客さまをサポートする私たち自身がシンプルな発想力を持つ必要があると思いました。『対面開発』を行う側としては、システム開発の知識や資格を持っているだけでは足りないのだと痛感しましたね。
取材後記
今回のインタビューでは、興奮冷めやらぬ様子でセミナーを振り返っていたのが印象に残りました。また、“動く”システムと“使いやすい”システムは違うのだ、ということも教えてもらいました。なるほど。「kintone」のような優れたノーコード開発ツールを使えばシステムは簡単に作れてしまいますが、それで目的が果たせるかどうかはまったく違います。だからこそ、DX推進を確実にするためには、『スキル獲得』と合わせてしっかりした『計画立案』も不可欠なのですね。参加者のみなさん、お疲れ様でした!