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心に響くメッセージ☆天使のパン、優しい人間らしい味

 イッチャンの名言シリーズの第44回です。

○心に響く食べ物
『天使のパン、優しい味がする』

(読売新聞2009年9月6日朝刊より~多比良さん)

 目頭が熱くなる、実話です。
元競輪選手の多比良さん、
レース中の落車により、生死の境を30時間以上さまよい、奇跡に意識を取り戻されました。

 しかし、肩から下の感覚がなく、頸椎(けいつい)と脊髄(せきずい)の損傷で全身麻痺。
脳の損傷で、言葉もだせない。
そんな状況下で、奥さんの献身的な介護により立てるまでになりました。

 当然ながら、競輪選手にもどれないことになりましたが、ここで運命的なパンと出会いがありました。
体と相談しながらのパンづくりでしたが、精魂込めたパンは、評判が評判を呼びファンを拡大していきました。

「優しい味がする」

 素直な、食べられた方の印象です。
このパンを食べれば、頑張れる気がする・・・
いつしか、このパンは、『天使のパン』と呼ばれるようになりました。

「自分のパンを必要とする人の事を思いながら、好きなことに打ち込めるそんな毎日が、今は本当に幸せだと感じる」

 手作りのものには、その人の気持ちが宿ります。
あなたも、そんなものをあなたの大切な人のために心をこめて作ってみませんか?

(今の目から一言)
 今読んでもぐっときますね。
天使のパンを食べる機会はありませんでしたが、やはり心のこもった物は格別な味がする・・・
そんな気がします。

グルメインフルエンサーとして美味しいものを食べられる機会は増えましたが、それでも真心籠もった料理に出会うと感動します。
これは理屈ではないですね。

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一木秀樹(イッチャン)
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