ネット通販・・外資の代表がAmazonなら、日本の代表楽天の物流センターは如何に？
楽天の自動化は最新鋭機・・・？
前回迄の話しでAmazon物流センターの自動化が進んでいるのを理解していただけたと思います。
では、楽天はどうなのでしょうか？
Amazonほどではないものの、かなりの自動化が進んでいると思いませんか？
答えは、ノーです。
残念ながら、Amazonとは雲泥の差があると感じます。
縁があって、数年前市川の物流センターを見る機会がありました。
センター内を回って唖然としました。
それは、人海戦術に頼っているからです。
Amazonセンターを知っているだけに、その光景には目を疑いました。
そしてもっと残念に感じたのは、違う階の楽天が扱う主要メーカーの一つの保管場所を見た時です。
箱を上手に加工して棚に配置しているではないですか・・・
現場の方からすると、かなりの工夫だと思います。
また、扱っている商品（ズボン）の性質上、自動化しにくいとは思います。
でも、これが現実か？とがっかりしたのを覚えています。
物流センター内では、パートの女性の方達と沢山の若者が作業をしていました。
その光景をみて、悲しくなりました。
こんなところで、優秀な人財が・・・
やはり自動化は必要と強く実感しました。
楽天の混乱・・・体制の見直しで変化はあるのか
楽天の物流は、楽天物流という子会社が以前は担当していました。
Amazonでも、アマゾンジャパンがやっているのではなくアマゾンロジスティクスが担当しています。
楽天物流は、ある方の指示？で消滅しました。物流は楽天内に統一されたのです。
ある方とは？
あえてここでは書きません。
当然、楽天本体に組み入れられることにより社長直下の事業部？となり、大いなる改革がされると期待感はありました。
しかし、その結末はがっかりしたものでした。
欧州から某システムを輸入・・・楽天の最新物流センターへ変貌か？
数年前、楽天の新物流センターに、欧州からの新しい物流システムが導入される情報が流れました。
新設される川西の物流センターに導入されると・・・
しかし、結果は導入されませんでした。
ヨーロッパを船で出航した情報はでましたが、日本国内でお披露目されることはありませんでした。
導入できなかった原因はいろいろとあると思いますが、一番の原因はシステムが楽天が取り扱う商品にマッチングしていなかったこと。
楽天に優秀なブレーンがいなかったのでしょうね。
楽天物流時代にはいましたので、残念なことです。
人は大事ですね。
楽天の物流は本当に変われるのか？
２０１９年に楽天は、『楽天スーパーロジスティクス』をニュースリリースしています。
「楽天市場」出店店舗の商品を、保管から出荷までを楽天が一括で担う総合物流サービスになります。
取組みとしては素晴らしいことです。
しかし、その後、送料問題が大きな社会問題になりました。
三木谷さんの言われることはわかりますが、それを楽天が負担するならいいのですが出展者に負担させる姿勢には閉口を感じました。
ずっとは無理にしても１年間は楽天が負担するでも良かったと思います。
名前は、アマゾンを越えるスーパー付なのに・・・
（笑）
アマゾンをかなり意識しているのは間違いないですね。
そんな楽天で２０１９年後半、物流センターの責任者とオペ－レーションの責任者の人材募集をしていました。
勤務先が千葉と兵庫であり、募集内容をみましたが申し込みをやめました。
元々、私は判官贔屓です。
アマゾンについて好奇心は強いものの、日本企業にもっと頑張ってもらいたいの気持ちの方も強くもっていました。
実は、楽天を応援したい気持は強かったのです。
（楽天のセンターをみて、がっかりしたのはそのためです。期待していただけに・・・）
それだけに、ある転職サイトの情報に心が揺らいだのです。
最終的に私は、勤務先の問題もあり申込を断念しました。きっと良い物流センター責任者やオペレーション責任者と巡り会いがあったことを祈ります。
アマゾンを真の意味で越えられるのか？
アマゾンのしくみは日々進化しています。
120%以上の力を出したとしても、アマゾンを超えられないと思います。
（１億％でも駄目かも？）
ネット通販日本代表として、頑張ってほしい！
がっかりする新物流センターにはしないで下さいね。言葉だけの物流最新鋭機の表現だけは勘弁です。見る人がみれば、一発で実情はわかりますから・・・
私からの切なる願いです。
いいなと思ったら応援しよう！
