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【イベントレポート】Code For Japan Summit2024 で3Dスキャンを布教してきたという話


自己紹介

主にX(旧Twitter)で発信をしているいっちーというものです。
「営みのデジタルアーカイブ」を4D/AIで表現する!」というコンセプトのもと開発や撮影をしている大学院生です。
令和の小泉八雲を目指して活動しています
撮影したほかの場所にご興味がありましたら、以下のURLよりプロフィールを見てください!

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ポートフォリオはこちらからご覧ください。


普段の活動について

私の活動の一部として、全国に旅をしながら、さまざまな建物や文化をデジタルアーカイブする活動を個人活動として行っています。

もし今まで撮影してきたものに興味がある方は、以下のマガジンで旅記録を更新していますので、ご覧いただけますと幸いです。


Code For Japan とは?

Code for Japanは、市民がこれからの公共のあり方を「ともに考え」、テクノロジーとクリエイティブを活用し、協働しながら「ともにつくる」ためのシビックテックのコミュニティです。私自身は、国際ハッカソンであるFacing the Ocean 2024 Yokohama(FtO2024)に参加しました。
その際のイベントレポートは下記に示しております。

個人的な感覚では、行政の方からエンジニア、社会人から学生と幅広い方々が参画するコミュニティだと理解しています市民参加型イベントの企画運営等をしています。

ホームページ

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Code For Japan 2024とは?

年に一度の国内最大級のシビックテックカンファレンスで今年は安野貴博さんとオードリー・タンさんのセッションが聞けるという熱いイベントでした。

イベントページ

私はにっしさんと一緒にワークショップとして採択され、「モバイル端末で3Dスキャンをやってみよう!」というセッションを開かせていただきました。

該当部分のタイムスケジュール


ここからは、準備やワークショップを行た感想についてをまとめていきます。

イベントの感想

準備

2024/9/15がイベント申し込みの締め切りだった気がします。
そのため、ネタの仕込みも含めて3か月前にプロポーザルを意識した活動まとめやイベント企画を練っていきました。

ありがたいことに2024年の前半でワークショップを5件程度こなしていたこともあって、3Dスキャンを使ったワークショップに関してはそこそこ想定できたことが非常に助けになりました。

特にコンセプトやタイムスケジュール、使うアプリケーションなどの部分は、非常にスムーズに作成できました。

準備物は、
イベントレイアウト図
イベントの香盤表
進行スライド
の3点です。

進行スライドは公開していますので、こちらをご覧ください。

私とにっしさんが所属している関係コミュニティの紹介を入れました。

Code For Yamaguchi : にっしさんが所属
Iwaken Lab.:私、にっしさん

イベント前日

高速バスで朝5時に滋賀県大津市に到着しました。
日中は自分のライフワークとして昨年から取り組んでいる大河ドラマスキャン旅の撮影、取材を行っていました。
その模様は後日まとめます。
事前にXでScaniverseを使うことは告知をしていました。

前夜祭イベントが草津市であったので、夕方以降はイベントに伺い交流とワークショップ紹介をしてきました。ワークショップ紹介の効果をイベント当日感じました。
Apple Vision Proは持ち込みました。

飲んだ地ビールのSplatデータ


イベント当日

AM10:40分ごろに会場に到着し、11:00からの開始に向けて準備していました。

私が食べたランチ

15:00まではワークショップ準備とブースを見ておりました。

以下、面白かったポイントをまとめます。

会場がアントレプレナーシップ育成の土壌がつくられるという観点で面白かった

立命館大学 びわこくさつキャンパス


キーノートセッションでの通訳者によるリアルタイム翻訳が行われていた点

各地域コミュニティーでの取り組みがセッションでわかった点
多くの参加者が登壇できるようにするために50分セッションと15分セッションでお話しする機会を作っているんだろうなという推測をしています。

見ることができなかったセッションもグラレコにより、内容が可視化されていたこと

グラレコの一例

ワークショップをやってみた感想

簡単に良かった点と改善点にまとめます。

Good Point

  • 事前準備のおかげもあって基本的には滞りなく進行できた。

    • 3Dスキャンのワークショップは人の衝突や撮影されたくない人が撮影されてしまうなどのトラブルも起こるので、この点をカバーするような振興と設計ができて良かった。

  • Scaniverseがワークショップ向きなので、その特性を十分に発揮できた。

    • 自分が推しているLuma 3Dなどもあったのですが、その時はメンテナンス中ということもあり、処理したものが数分でローカルに保存できるScaniverseを採用しました。

  • 前夜祭での告知が効き、20名程度のワークショップにすることができた

    • 前夜祭で知り合った方が遊びにきてくれたことで参加者が5〜6人ぐらい増えたと思っています。事前に告知をしていた通りで3Dスキャンするものを持ってきた人も多かったですが、ふらっと遊びにきたほうもいらっしゃったので3Dスキャン用グッツは、持参して良かったと思います。


  • 3Dスキャンの活用事例としてのデバイス体験会が体験設計として良かった

    • 3Dスキャンの楽しさと難しさを体験いただいた後にデバイスでこんなことができるよ!と見せることでより身近に捉えてもらうための工夫と飽きへの対策につながったと感じています。

More Point

  • 想定できていなかったコミュニケーションコストについて

    • 全国から様々な方が集まる中で聴覚障害者の方が参加していただきました。(つくばからいらっしゃったということもあり、非常にありがたかった!)自分の中では全く想定していなかった方へのアテンドということもあって、テキストや音声認識を有効活用することで大きな問題なく、コミュニケーションを取ることができたのは有効な知見になりました。手話などが時と場合によっては必要になるんだなという知見も得ることができた。

  • Apple Vision Proアテンドのスムーズさ

    • 3Dスキャンを楽しんでいただいた後にApple Vision ProなどのXR体験会を開催しました。アテンドする中でどうしても行列を捌ききれないみたいなことが起こりました。
      体験時間が大体5分ぐらいかかるので、Apple Vision Proの体験設計を見越す場合は時間的に余裕がある設計にしたいなと感じました。

Apple Vision Pro体験の様子


そのほかのイベントレポートについて

私の知り合いが書いたイベントレポートがあります。
自分の活動でも取り入れているMICEという概念を発信しているメディアになっているので、ご興味があればご覧ください。

私のポストも取り上げていただいております。

今回、ご協力いただいたにっしさんやちえさんの投稿も!

ちえさんの場合は参加者?目線の実況投稿なのが助かりました。

キーノートセッションの要約を上げていただいている方がいらっしゃいました。

恐れながら、自分のXでの投稿も。


まとめ

本記事では、Code For Japan Summit2024 のワークショップ記事をまとめました。
自分の中では「安野さんとオードリー・タンさんと同じイベントでワークショップやったよ!」という実績になったので、非常に良い機会だったと思います。また、今年関わることができたシビックテック界隈の方々ともワークショップをやることでお話しする機会をいただけました。
来年度も登壇、ワークショップなどで関われるように実績を積みたいと思います。

最後に

個人の思いとしては、「デジタルアーカイブでデータを残して欲しい」からこのようなワークショップを行っています。刻一刻と人間の営みは変わりますし、研究領域の一部である機械学習領域は1年前の論文は相当重要な論文でない限り古いものとして扱われる印象です。そのように日々の営みをデジタルアーカイブを行なう1つの方法として3Dスキャンを全員がやる世界が来ると私的には幸せです。
また、今回お世話になったにっしさんとちえさんと話した中で「なぜ人は土地という印象に縛られるのか?」という話が興味深かったので、このテーマは考えていきたいと思います。


本記事は、個人的にまとめたい思いがありましたが、Stechアドベントカレンダーの一環として書いています。ご興味があれば、技術好き学生の集まるStechアドベントカレンダーもご覧ください


著者紹介

主にX(旧Twitter)で発信をしているいっちーというものです。
「営みのデジタルアーカイブ」を4D/AIで表現する!」というコンセプトのもと開発や撮影をしている大学院生です。
令和の小泉八雲を目指して活動しています
撮影したほかの場所にご興味がありましたら、以下のURLよりプロフィールを見てください!

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ポートフォリオはこちらからご覧ください。



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