Facing the Ocean 2024 Yokohama 体験記 by icchy
自己紹介
主にX(旧Twitter)で発信をしているいっちーというものです。
「営みのデジタルアーカイブ」を4D/AIで表現する!」というコンセプトのもと開発や撮影をしている大学院生です。
撮影したほかの場所にご興味がありましたら、以下のURLよりプロフィールを見てください!
普段の活動について
私の活動の一部として、全国に旅をしながら、さまざまな建物や文化をデジタルアーカイブする活動を個人活動として行っています。
もし今まで撮影してきたものに興味がある方は、以下のマガジンで旅記録を更新していますので、ご覧いただけますと幸いです。
Facing the Ocean 2024 Yokohama (FtO 2024)とは?
Facing the Ocean Yokohama 2024とは、g0v(台湾)、Code for Korea・Parti(韓国)、Code for Japan(日本)を中心とした国際ハッカソンです。
1泊2日でプロダクトを作るハッカソンになります。
FtO 2024 のルールで面白かったところ
本ハッカソンは参加者が先着で20プロジェクトを持ち込むことができる
持ち込まれた20プロジェクトの中から当日のピッチを聞き、チームを決める
コミュニケーションの取る手段は各チームで決めて良い
好きな技術スキルで開発して良い
賞が存在しない
1つずつ補足をしていきます。
本ハッカソンは参加者が先着で20プロジェクトを持ち込むことができる
参加者が1プロジェクトを持ち込むことができるため、1泊2日の間はプロジェクト持ち込んだ方がプロジェクトオーナになります。
持ち込まれた20プロジェクトの中から当日のピッチを聞き、チームを決める
プロジェクトオーナーは3分間でどんなものを作りたいのかをピッチします。また、ピッチの形態はスライドを使っている方が主でした。そして、プロジェクトを持ち込まなかった方は参加したいプロジェクトに参加します。
自分たちの場合は、構想していたものを当日の電車内でプレゼン資料を作り、ほとんど即興の英語で話しました。国際学会の経験が生きていることはありがたい。
コミュニケーションの取る手段は各チームで決めて良い
もちろん、チームによっては同じ国からの参加者になることもありますし、別の国の方同士でチーミングすることもあります。また、使うソフトウェアも各チームで取捨選択します。
自分たちのチームは日本人を中心に組まれたので、ほとんど日本語でコミュニケーションしていました。
使ったソフトウェアも以下に並べます。
Github:タスク管理
Canva:発表スライドの作成
Luma AI: 3Dスキャン用
PLATEAU VIEW: Webサービス(環境構築が大変すぎて、断念)
Re:Earth: PLATEAU VIEWの代案
好きな技術スキルで開発して良い
個人的に一番視野が広がったルールでしたね。
code for Japanのみならず、技術者以外も集まっていたので、技術以外にも様々な武器を持っている方が多かった。例えば、デザインや営業目線のコメントをいただける機会が少ないハッカソンも多いんですが、本ハッカソンは複数分野かつ複数言語で行われている現場はなかなか見られるものではないなと思いました。
そして、珍しいなと思ったことで言うと女性の参加者も多くいらっしゃいました。自分が活動しているxR業界だと女性は3割いたら良い方だと思う雰囲気ですが、参加者の5割程度は女性であった点は個人的に衝撃でした。(お子さんを連れて参加されていることもコミュニティの温かさを感じました。)
賞が存在しない
本ハッカソンは賞が存在しないという意味でも良い意味での緩さを感じられました。
タイムスケジュール
8/17
5:30~8:30 筑波の自宅から横浜に移動
8:30~9:30 朝食
まあまあ受けが良かった、スタバでの朝食の3DGS。
1年前にポケモンの世界大会で来ているので、3Dスキャン旅の記録はこちらにまとめています。
次回に海外でやる時はお菓子を持っていこうと思いました
ハッカソン中は、個人開発のネタから考えたプロジェクトをピッチで話したら、五人ぐらい興味を持ってくれたのはありがたい。
と言うことで我々のチームは、3Dスキャンをフィールドワークで行いながら、3D地図モデルで表示する作業を時間に分けて行ったり、集合写真を撮ったりとしてました。
打ち上げに参加し、海外の方や都市モデル、アーカイブ好きの方と議論できたりするのは楽しかったですね。
ホテルのチェックインの儀式も行った。
8/18
朝に3Dスキャン用のデータを撮影しに行った後にチェックアウト+会場に向かっています。
14:00ごろまで ハッカソンしてました。
その後に観光です。
同会場で行っていた巨大恐竜展の見学
パシフィコ横浜 5Fにある能の博物館
ポケモンセンター横浜
を観光しました。
そのうち、3Dシーンは共有します。
個人的なGood PointとMore Point
Good Point
うまくいかなかった時のPlan Aと Plan Bを使うことができた
エンジニア気質の人が多かったかつ興味分野がわかりやすい人が集まるテーマ設定できた
フィールドワーク(3Dスキャン)と開発業務の両方を一緒にやることができ、普及できたこと
More Point
3D都市モデルが国内の一部の方にしかわからなかったかも
台湾だと有効に使える3D都市モデルがないらしい(あったら教えてください)
英語があまりにも即興で話したので伝わりにくかったかもしれない。もう少し互角を勉強をできるとようになりたい。
他の国の方とも臆せずに話しかける人になりたい
成果物について
本プロジェクトは、"Yokohama 3D Walking Map"というプロジェクトを作りました。このプロジェクトがRe:Earthを用いて、撮影した3Dモデルを地図上に配置し、3Dモデルの展示内容、日時を説明し、NeRFの自由視点映像を地図上の記録にし、保存する。
当初はPLATEAUで作成する予定だったのですが、観光構築の都合からRe:Earthで構築し直しました。
Project Published Link
補足資料
初日の発表資料のURL
みんなもLuma AIを使ってほしいので、Luma AIの3Dレンダリング、 自由視点映像の作り方の資料も置いておく。
イベントレポートは?
そのうち、公式から出ると思います。
Xにて終了したことを示す投稿はありますね。
まとめ
本記事では、Facing the Ocean 2024の体験結果をまとめました。
初めての国際ハッカソンであえてPLATEAUで選び、各地や各国でデジタルアーカイブや3D都市データの悩みを聞けたことがよかったなと思いました。
また、地道にやり続けることがとても重要であることが改めて実感できたなと思いました。
デジタルアーカイブや3D表現のブラッシュアップをしていきたいなと思っております。
著者紹介
主にX(旧Twitter)で発信をしているいっちーというものです。
「営みのデジタルアーカイブ」を4D/AIで表現する!」というコンセプトのもと開発や撮影をしている大学院生です。
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