こーじょりょーぞく

中学校体育でダンスが必修化されおよそ１０年。
やったぜぇという子もいれば
踊りたくない子も中にはいるだろうけど…

「世界中の人がダンスを習うと、
みんなが足並みを揃えるから争いがなくなる！」
とは、モリエールの劇中のセリフだったような（by町人貴族）

「ステップがうまくなると、ひとは道を踏み外さなくなる…」
つまり中高生は非行に走らなくなる！ということなのかは
定かではありません。

私自身はダンスを習ったことはないけれど、
今も人に「踊らされ」
まっとうな社会の「道を踏み外している」
…ひゃっほい

さてそんな私もいろんなダンス大会でMCをすることがあって、
その都度、ルールを頭に叩き込むのだけど、
ある大会の「減点項目」を見てたら
「ほぇー」「そうなんだぁ」となったことが
あったので書いておこうと思いました。

それは「公序良俗に反する作品は禁止」という項目。
公序良俗とは、公の秩序又は善良の風俗の略で、
公共の秩序を守るための常識的な観念のこと。
（常識的…私に一番縁遠い…）

具体的には…
「楽曲は暴力・わいせつ・差別を助長する歌詞が入っているのはダメー」
「衣装は過度の露出はダメー」

例えば、反社会組織を連想させる演出や衣装。
ナチスを連想させるカギ十字のマークや、
人種差別を連想させる黒塗りメークやハンドサイン。
エロすぎるもの。
銃を乱射するような振り付けも、好ましくないとされている。

…エロはいいじゃん（と男子すぐ言う）

「表現の自由」と「公序良俗」は
他のエンタメでもたびたび衝突することがあるのだけど…

曲の世界観やイメージを表現するダンスにも
学生だとこういう規制があるんだなぁ（できたんだなぁ）と。
オトナの衣装や演出・振り付けは結構見ますけど。

とはいえ、「子供のうちはダメー！」という、
これ以外の変に思う規制はたまにあるしなぁ…
なんで変かっていうと、大人になっても子供みたいな人いるし…
（ほら、ここにも）

ま、差別やいじめを助長するもの…というと、
演者の意識のほかに
受け手側がどう思うかも重要で、

演者や演出家が「そんな意図はありません！」といくら言っても
なかなか伝わらないものですよね。

本気で解決しようとする人以外には、「なるべくさわらないでおこう」と
腫れ物扱いされることもあるでしょう。

学生がダンスや音楽を学ぶ機会に、
人種差別の問題とか、見ている人の気持ちを慮るという時間だとしたら
これも一つ意味があるのだろうなと私は思っています。

で、何がいいたいかと言うと

（ようやく本題）

オトナで、しかもエンタメの世界に身を置く私や
その周りにとってもこれは他人事ではなく…
その学生たちの模範になれるかどうかはさて置き


「写真や動画を撮るとき、撮られるとき」に
注意したほうが良いよ♪的なことです。
公序良俗…
ダンサーだけでなく、役者や声優・プロゲーマーも
エンタメの世界に身を置く人たち。

キャラクターはあるだろうけど
不用意に中指を立てたり
不用意に意味も知らず「裏ピース」したり
不用意に銃の構えをしたり

差別を助長するしぐさ、
事件や事故があったときに連想される「不用意なポーズ」は、
時として人を傷つけてしまうことがありますよ！

有名になればなるほど…世界にいざ！というときにも
特大ブーメランになって帰ってきます。。。

人気者になってサインを考える前に是非考えておきましょ♪
（自戒の念を込めて）

なんてことを言っている私も、この世界に身を置く30年以上前の写真に
デジタルタトゥになりえる格好の自分を見つけました…はい。

自戒の念を込めてアップしようと思いましたが
これはWEBごと抹殺されそうなので
特大ブーメランで傷つかないように控えておきます。。。

代わりにこちらの恥部をお納めください。

それではみなさま、
くれぐれもデジタルタトゥにはお気をつけ…ｸﾀﾞ…さ…ﾊﾞﾀｯ。。。