BPL実況の実況~その弐~
七不思議…それはほんとにほんとに不思議なのです。
昨日の続き。
④「犍陀多(かんだた)となる」
犍陀多(かんだた)とは、小説「蜘蛛の糸」の主人公。
大泥棒で地獄に落とされたのだが、生前一匹の蜘蛛を踏み殺さず助けたことの報いに、お釈迦さまがたらしてくれた蜘蛛の糸につかまって脱出しようとする。
が、途中で邪心をいだいたため再度地獄に転落するというお話。
…とは全く関係ないのか…いや、あるのか。
我々実況解説席にもカンダタが迷い込んだ話。
BPLS3の解説は「7鍵生まれ14鍵育ち」元プロの「EXIT(いぐじっと)」君が務めるわけですが…
これがまた、知識も勉強量も豊富で、声がとことん聞き心地抜群!
「ソフラン解説」に代表される、曲調やBPMによって変化するソフトタッチの解説は右に出るもの無し。
彼とのコンビは、まるで「餅つき」のような掛け合い。
すごくやりやすく楽しい時間なのですが…
そんな彼を襲ったのがカンダタ事件でした。
解説中、突如一匹のクモが、EXIT君の前に降り立ちました。
あれは恐らく「アダンソンハエトリグモ」
名前がめちゃカッコよい。
試合は序盤、なだれ込むノーツの波をかわしながら、
伝えねばならない曲解説を挟み込む、貴重な時間…
にも拘わらず、アダンソンはカンダタを探しまわるかのように、
解説席を縦横無尽に飛び回る。
曲解説をはさみながらも、EXIT君の脳の半分は「別の作業」を始めていた。
アダンソンの行く手をEXIT君がすべてシャットアウトしているではないか…
まるで、悟空を掌で遊ばせる「お釈迦さま」
あれ??
ねぇ。
よくよく見ると
EXIT君って「お釈迦顔」
尊い。(拝)
アダンソンが迷わぬように、実況の私のところへ行かぬよう、
お釈迦様が導いていたことになる。
…私…カンダタだったのか…
(じゃぁ、登らせてくれよ)
そんなことを想い、実況中に笑いを堪えていたのでありました。
⑤「聖剣は手で持つのではない」
聖鍵CORIVER(カリバー)とは、GIGO所属のプロ選手。
「聖鍵」とは「聖剣」をもじり、異名としたことは伺い知れるのですが…
はて、「聖なる鍵盤」とは、「聖なる剣」とは
どこに現れるのか?
注意深く見ていたら、ある試合でそれは起こった。
彼は集中力が高まると「口を真一文字に結ぶ」仕草が特徴的なのだが、
その口は何があっても試合終了まで開くことは無く、まるでアーサー王にしか抜けなかったとされる伝説の剣「カリバーン」の刺さった岩のようでした。
しかし、ある曲の後半「ここが勝負所」と言われる瞬間、
彼の口から神々しい光が放たれ、突如 聖剣が姿を現したのだ。
その剣は、まさに聖なる鍵盤を持つ筐体とリンクし、
難所ノーツを次から次へと切っていく。
その姿はまるで意識を持ったエクスカリバーのようでした。
土壇場で放つ彼のエクスカリバーがあなたにもしも見えた時・・
それは彼が伝説に一歩近づく証なので見守ってあげてくださいね🎶
というお話
⑥「千の刀を持つ弁慶NIKE.」
NIKE.(にけ)とはSUPERNOVA Tohokuに所属する「安定の羅針盤」という異名を持つプロプレーヤーです。
彼が筐体の前に立つとき、私はどうしても「武蔵坊弁慶」と重なって見えてしまうという大病にかかってしまいました。
物語では、不良だった弁慶が、京で千本の太刀を奪おうとする。
道行く人を襲い、通りかかった帯刀の武者と決闘して999本まで集めたが、あと一本というところで、五条大橋で義経と出会う。
が、身軽な義経にかなわず、返り討ちに遭ったというお話でしたが…
実はNIKE.選手、すでにBPLで1000本の刀を手に入れていたのです。
ある試合で彼は、その1000本目の刀を手に入れることになるのだけど、これがまた壮絶で、安定している思われていた羅針盤が大きく狂いだし、大波乱を巻き起こすのだが…
これは試合の結果と関わるところなので今は伏せておこうと思います。
ともあれ、超新星を指す羅針盤は、なんらかの磁力によって大きく運命を逸れ、結果、さらなる力である1000本目の刀を手に入れることで、より強大になる…
今回は予言のような話ですが…
信じるか信じないかはあなた次第。
いよいよ明後日23日21時からオンエア!
是非ご覧ください🎶
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