見出し画像

台北旅行記 Day1:2023.5.14.

2023年5月14日
羽田発JAL097便 出発時刻8:55
台北・松山空港到着時刻11:30

これからどこかへ行く人、帰る人、朝の羽田空港第3ターミナルの国際線出発ロビーは、ちょっぴり張りつめた空気感と、それぞれのそわそわしたエネルギーに満ちています。この雰囲気と匂いを再び体験できることがとてもうれしい。なんだかふわふわと浮ついてしまいます。

まずはチェックイン。海外旅行をしていなかった4年の間に搭乗手続きのシステムが新しくなっていて、機械にパスポートを読みとらせるだけで簡単に発券できるようになっていました。わたしと10歳の息子、2名分の航空券があっという間にプリントアウト。なんと便利な!

カウンターでスーツケースを預け、eSIMをインストールし、保安検査場へ向かおうとしたところ、何折もしながら果てしなく続く長蛇の列。
「これ、大丈夫?間に合うかな?」と、見送りに来てくれた夫と話していたところに、「JAL097便 台北行き」の看板を持ったJAL職員の女性が列を辿ってきてくれました。「はい!」と手を挙げ、乗務員用の保安検査場に案内してもらい、見えなくなるギリギリまで見送りの夫を振り返り手を振るわたしと息子。そのあとはすんなりと搭乗ゲートまで行くことができました。

保安検査場混雑のため、飛行機は10分遅れで離陸。
あくまでわたしの所感ですが、JALのエコノミーシートはほかの航空会社に比べてゆったりとしていて快適。わたしと息子それぞれに好きな映画をたのしみました。わたしは「RRR」。途中の機内放送による一時停止を挟みながら、窓下に台北の街が見えてきた頃にエンドロールが流れるというちょうどよさでした。

台北は松山空港に到着。
入国審査は5分ほど並んだだけであっという間。それはもう拍子抜けするほどのスルッと感でした。

スーツケースを受けとり、目の前にある銀行で現金を両替し、タクシー乗り場で配車してもらい、キャプチャしておいた宿の住所を運転手に見せる。スムースすぎるほどスムース。
十数分後、迪化街の入り口にある宿 OrigInn Spaceに到着しました。

お昼の13時近く、OrijInn Spaceに到着すると、友人であるスタッフのロバートが迎えてくれました。
ロバートは4月中にオーストラリアへ移ると聞いていたので、思いがけず台北で会えてうれしい。

約4年ぶり5回目の宿泊。息子は看板猫のOPANを探しに上階のロバートの部屋へ。初めましてのスタッフ、アマンダは明るくてキュート。少しだけ日本語を話せます。

わたしの最優先はインストールしたKKdayのeSIMをアクティブにすること。しかし、バウチャーに明記してある手順通りにしてもなかなか繋がりません。このまま繋がらないようなら、近所のコンビニでSIMカードを買うか…どうしよう…。
ロバートも巻き込みながら、お問合せメールを通して状況を説明し、操作を指示され、やってみる、でも繋がらない、そのやりとりが何ターンも続く。しかも日本語ネイティブじゃない方が翻訳機能を使っているであろう文章なので、指示がいまいちよく分からない。なのに「ちゃんと指示通りにやってください」と怒られる…ううう、削られる。

途中、3人で近所へ昼食を買いに出て、また戻り、食べながら引き続きeSIM対応。そして2時間ほどかかってようやくアクティブに!
最終的に一か所ボタンを切り替えるだけで解決しました、ふう…。なんだか時間を無駄にした感はありますが、その間ロバートとおしゃべりできたし、翻訳の手伝いもできたし、これは久しぶりの台北に馴染むために必要だったのだと納得。
それにしても繋がってしまえばとても便利ですね、eSIM。次回はスムースにできると思います。いい勉強になりました。

eSIM問題がスッキリ解決したところで、部屋に入って荷ほどき。今回予約したのは「二階。左」と名づけられた部屋です。クローゼットに洋服をしまったり、ノートパソコンをデスクにセットしたり、自分たちの部屋にしていく作業は、旅をたのしむための儀式みたいなもの。
息子と2人、これからこの部屋で6泊。「お互いを思いやり、なるべく気分よく過ごそうね」と約束しました。


あっという間に夕方。
初日は無理せず、移動は徒歩圏内に。
まずは息子の希望「夜市でゲームがしたい」を叶えるため、宿から徒歩8分ほどの寧夏夜市へ。

台湾の夜市には、こどもがたのしめるゲームの屋台がたくさんあります。
「ゲームは3つまでね、好きなのを選んでいいよ」と言うと、息子はピンポン玉をバウンドさせて穴に入れるゲーム、それからピストルにボールを入れて撃つ的当てゲーム、もう一か所のピストル的当てゲーム、の3か所を選びました。
どのゲーム屋台でも、終了後はスコアによって必ずおもちゃがもらえます。息子は3か所ともよく吟味して、ベイブレード2つと、的当ての銃を持ち帰りました。

夕食はテイクアウトにして宿で食べることに。
息子は、夜市でいつも食べる牛肉のサイコロステーキを。それから、夜市の通りにある餃子店で焼き餃子も購入。
わたしは、山脇りこさんの台湾ガイド本を読んでチェックしていた「林記燒麻糬」で麻糬(油で煮たおもちのスイーツ)、黒胡麻とピーナッツの相盛りを注文しました。それだけでは足りないから何か食事らしいものを…と夜市を2周くらいしたのですが“これ食べたい!”とおもうものがなく、側道にあるお店は行列していたので、諦めて宿に戻ることにしました。

宿に戻り、買ってきたものを食べて、シャワーを浴びて、宿の飼い猫OPANを部屋に招いてあそんで、早めにベッドに入りました。しかし、この日は息子6時起床、わたし5時起床だったにもかかわらず、2人とも興奮しているようでなかなか寝つけません。
「なんかさ、来てみたら久しぶりっていう感じがしないよね」なんて話していると、いつの間にかスース―と息子の寝息が聞こえてきました。
再び台北を訪れたうれしさを抱えて、わたしも眠ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?