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ブルーオーシャンに生きて

 まずは、皆さんにご報告があります。
 本日、市川智彦のnote記事、トータル1,000ビューを突破いたしました!

数撃ちゃ当たる

 これもひとえに、お読みいただいている皆様のおかげでございます。
 それに加えて、スキを押していただけるという僥倖もあり、市川智彦はますますnote記事をいかに投稿していくかを考えていかねばなりません。

 でも、考えるまでもなく、このままのスタイルで続くだけです。
 別に私は有料記事になるほどの素晴らしい内容を書けるわけでもなく、たまに「ええこと言うてはるわ~」と自画自賛しながら、どんな皆さんにもお読みいただけるモノをお出しする。その繰り返しになるかと思います。

 無料記事で質のいい投稿に出会えたら、お得じゃないですか!
 それを私の記事なんぞでお感じになられる方は、マジで人生お得だと思います。今後も読みに来るんやで?



クリエイターが客観的に自分を見るコト

 では、表題のネタに。

 私はいろんなクリエイトに携わっていますが、どれも中途半端な実力しかありません。言うなれば「広く浅く」を信条にしており、いずれかのクリエイトをする際、その経験を反映させて見栄えをよくする……そういう思考の持ち主です。

 クリエイター界隈は分母が大きいので、誰しもが特別な何者かになれない可能性が非常に高い。だからこそ、その時々の自分に折り合いをつけないといけないのです。
 自分に立ちはだかる高い壁が見えている人は、まだいいんです。
 自分がどこに立ち、何を進めるべきかもわからない人が多くいます。
 
決定的な不正解はあれど、不確実な正解が数多に存在するクリエイティブな世界において、この悩みにさえ気付けないのは、もはや苦痛以外の何物でもありません。

 その際、自分が勧めるのは「誰かに見てもらう」とか「横のつながりを広げていく」とか……そういう手段です。
 その時々において「自分を俯瞰で見る」というのは、なかなか難しいことなんです。だから、他の誰かに見てもらって、その感想などをヒントに自分の立ち位置を探る。それが手っ取り早いと思っています。
 ということは、この手段を取るにあたって「他の人の言葉を真摯に受け止める心構えは必須」になります。だから「理解する努力」はしてください。その後に活かすかどうかは、皆さんが決めればいいので。

聞く人は選びましょう、あなたにはその権利がある。

いっちーさんの逃げ

 私はとある会社で、個人事業主として雇用されたシナリオライターだった。一年ほどが経った時、自分は悟る。
「あー、俺にゃ文才がねぇや」
 このまま必死こいて書き続けたとて、人気クリエイターになれる訳もない。

 なので、今度はディレクションする立場を目指した。努力の向き先を変えたのだ。
 その結果、何とか「サブシナリオディレクター」になり、そこでいろんな業務に携わって「シナリオディレクター」へと昇格した。ミニボイスドラマ企画の旗振り役と大いなる雑用係である「サウンドプロデューサー」も務め、そこそこの貢献ができた。

 とあるオフイベントの打ち上げにて。
 私は複数のシナリオライターから苦情を頂くことになる。
「アンタ、あの手この手で何でもすんの卑怯やわー!」

 そう、私は卑怯者。その認識は正しい。
 シナリオライターという肩書きなら、物書き一本で戦ってる人の土俵で関脇とか大関とかになって人気を得りゃいいモンを、コイツはシナリオライターの癖に異次元からの武器を引っ提げて人気を得るというルール無用のカス野郎……その名は市川智彦という異端児。
 従来の土俵で戦っても勝てないと自覚した途端、イベントの企画立案やボイスドラマを持ち出して、業界内という名のバトルフィールドに土俵を勝手に作り上げ、そこに誰も上がってこないから「俺が横綱や!」と君臨する暴君のような経緯を持つ卑怯者なのです。

市川智彦は暴君である

無意識にやってたブルー・オーシャン戦略

 私の行動を「常にブルー・オーシャン戦略を取る奇人」と評する方がおられました。
 この「ブルー・オーシャン」とは、経済学用語として使われますが、今ではわりとメジャーな言葉になっている気がします。

ブルー・オーシャン戦略によると、血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とし、その激戦区でビジネスをすることは不毛であると前提づけている。そして、そこから可能な限り脱却して、策源地となりうる競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海)」を切り開くべきだと説いている。

ウィキペディア「ブルーオーシャン戦術」の概要より

 この評価を聞くまで、なんと私は「ブルー・オーシャン戦略という言葉も意味も知らなかった」のです。
 結局は「自分の発想がブルー・オーシャン戦略になっていただけ」という、ある意味で恐ろしい話になってしまった。

 たった今、思った。
 俺は「自分のクリエイターとしての可能性を諦めていたどころか、たいした才能がなくても活躍できる可能性のある舞台を探し、何ならテメェで可能性のある土俵を作り上げるほど血眼になって行動し続けていたのではないか?」と。

「へぇ、こんな諦めの悪い人間はいねぇや。見苦しい」
 画面の前の私は笑いながら、こう感じました。
 そして今も、俺は自分ができる何かを探し、この世界を彷徨い歩いている。
 きっと自分に満足する日は絶対に来ないだろうし、何かの分野で頂点を得ることもないだろう。でも、笑って逝けるくらいには足掻いてやろうとは思っています。ファンキーなジジイが、俺の目標なんで。

いっちーさん駆除、物理はやめて。

皆さんはきっかけを探して

 自分で自分を変えるのは、とても難しいコトです。
 だから、何かに行き詰ったら、誰かに聞いてみるといいと思います。自分が動けないなら、相手に動いてもらう。

 これは、麻雀などの複数人で遊ぶゲームなどによく用いられる思考です。自分の手が悪すぎる、自分に流れがない……そういう時に悪あがきしてもドツボにハマるだけです。だからこそ「他人に今の状況を変えてもらう」というのは、人生を生きる上でも便利な考え方だなーと思います。

 何にせよ、ひとりは寂しいです。迷います。
 だから、どこかの誰かとのつながりを持って、クリエイターさんはがんばってほしいと切に望みます。

むしろ「積極的に聞いた方がいい」まである。

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