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俺の姉の名前はチハルという猫


№282 今回紹介するお話

今回紹介するのは、まるで姉のように投稿主である男性を可愛がってくれたという飼い猫が亡くなり、それまでの思い出を綴った投稿です。

投稿時期に関して
まとめサイトに掲載しているものから2006年2月17日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

半年前、飼ってた猫が死んだ。

23歳だった。

両親は昔不妊治療をしていたんだけど、子供を諦めて飼い始めたのがチハルだった。

母親曰く、女の子が生まれたら付けたかった名前だったそうだ。

飼い始めて1年も経たない内に妊娠して(医者には奇跡と言われたとか)、
待望の妊娠だったから親戚一同に「猫を処分しろ」って言われたらしい。

でも両親は頑なに拒否して、そのまま俺が生まれた。

チハルはかなり子煩悩だったらしく、俺をとても可愛がっていていつも一緒にいてくれた。

昔の俺の写真には、必ずといっていいほど彼女の姿がある。

どんなに遅く帰っても、玄関まで迎えに来てくれた。

寒い日には布団にもぐりこんで来て腕枕。

PCやってる時は膝の上。

同級生の女子とか家に来ると威嚇まではしなくてもかなりそっけない態度だったよな。

あれってやっぱり嫉妬してたのかな?

でも、たった一人にだけは最初から懐いてたよな。

ゴロゴロ鳴らしてさ。

そう、今の嫁だよ。

お前にはわかってたのかな?

「俺のことをよろしく頼む」とでも言っていたのかな。

彼女にプロポーズしようと思ってる、と打ち明けたときはまっすぐに見上げてくれたよな。

そして彼女がOKしてくれたという報告の翌日に旅立ってしまった。

「何でこんな時に」と思ったけど、考えてみれば「これでもう安心だ」と思ってくれたのだろうか。

生前、両親はよく「尻尾が何本になってもいいから、できるだけ傍にいてね。でもちゃんと見送らせてね」と言っていた。

あの時は「何言ってるんだよ」と笑ってたけど、俺も全く同じ気持ちだったんだ。

ごめんな、素直になれなくて。

チハル。

今でも、これからもお前は俺の最高の「お姉ちゃん」だよ。

これから生まれてくる甥っこ、姪っこの事見守ってくれよな。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

2chスカッとスレ場

(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。



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