クマのぬいぐるみ
№207 今回紹介するお話
今回紹介するのは、小学2年生の時に父が亡くなってしまったという投稿主である女性、大人になって地元を離れる際に母から聞いた「母の想いや決意」に涙したという内容の投稿です。
投稿時期に関して
まとめサイトよりで2009年7月15日を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。
このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。
投稿内容
このスレ夜中に読んで失敗した゚(ノд`゚)゚・。
自分も投下します。
小学2年生の時に父親が事故で死んだ。
それから1ヶ月後くらいの話。
お通夜やら葬式やらのドタバタと、家族の気持ちがやっと落ち着いてきた頃だった。
ある日の朝、母親が『今日は学校休んで動物園に行くよ』と言うので姉妹4人はビックリ&大喜び。
レストランでご飯を食べて、閉園まで動物園で遊んで、帰りにトイザらスに寄った。
うちは貧乏だし4人も姉妹が居たから、誕生日にもクリスマスにもプレゼントを買ってもらった事がない。
それなのに母はその時、『みんなにひとつずつ好きな物を買ってあげる』と言った。
姉妹はまた大喜びで好きなものをひとつずつカゴに入れていった。
私はその時、『ここで買ってもらったらもう二度とお父さんに会えない』と何故か強く思った事をすごく覚えてる。
ぬいぐるみが欲しかったけど、意地になって『私はいらない』と言い、私はぬいぐるみがたくさん並んだ棚の前で立ち尽くしてた。
すると母は何も言わずにクマのぬいぐるみをカゴに入れて、レジで会計を済ませてしまった。
帰りの車で母からぬいぐるみを渡された。
時は流れて自分も成人し、仕事で地元を離れる事になった。
引っ越しの前の日に母とふたりでお酒を飲みに行った。
お互いがほろ酔いになった頃に母が唐突に言った。
『学校休んで動物園行った日のこと覚えてる?
トイザらスであんた意地になって、
何もいらないって言ったでしょう。
お父さんが死んでからあの日まで、
お母さんはお父さんを亡くした事より、
お父さんが亡くなって小さいあんたたちを
独りで育てていくことが怖くて不安だった。
でもそうじゃなかったね。
あの時のあんたを見て、
なんだか一丁前じゃん、って思ったの。
肩の力が抜けたの。
お母さんが守るからね!じゃなくて、
いっしょに頑張っていこうね!って思えたの。
あの時無邪気にはしゃいでくれなくて、
ありがとうね。』
クマのぬいぐるみをカゴに入れた時の母の想いや決意を考えると今でも涙が出る。
今や全員結婚して(私以外w)孫に囲まれ、母は幸せそーです。
思ったより長文になったまじでごめん
YouTube
このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。
(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』様
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様 から頂きました。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。