男の手は、愛する人を守るためにあるんだ
№134 今回紹介するお話
「小学生の頃、妹と二人で留守番をしていると隣家で火事があり、あっという間に俺の家にも火が燃え移ってしまった」
今回紹介するのは、小学生の頃に火事で助かった際に「誰かに」助けてもらったという男性の投稿です。
※投稿時期に関して
投稿時期は確認出来ませんでした。
このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。
投稿内容
俺に父はいない。
俺が生まれるずっと前に癌にかかり、妹が生まれて暫くしてから亡くなったらしい。
俺と妹が小学生になったある日。
学校から帰ってのんびりしているときに隣家で火事、あっという間に俺たちの家に火は燃え移った。
母は仕事でいなかった。
妹の手をとり部屋から脱出しようしたが、ドアノブが火の熱によって溶かされて出れそうにない。(このとき俺は右手を火傷した)部屋は二階だし、窓から脱出しようにも出来ない。
俺は助けが来るまで、熱から妹を守るため、布団で妹を包み必死にだきしめた。
ただ、俺も妹も限界に近い・・。
そんときだった。
誰かが俺の体を包み込んだんだ。
俺たちは無事助かり、どういう経緯で家から脱出したかは覚えてはいない。
ただその時、微かに覚えてるのは、助かったときに見たグシャグシャ泣き顔の母の顔。
それと、あの火事のなかで聴こえた「手、痛いだろ・・偉いぞ。男の手は、愛する人を守るためにあるんだ。」ていう言葉と、ずっと、誰かが抱きしめててくれたこと。
確かその人は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下には傷痕があった。
後々大きくなった俺たちに、母から父の手紙をもらった。
それに俺たちが生まれて間もない頃の、家族写真が何枚か入っていた。
写真の中で笑う父は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下に傷痕があった。
薄くて誤字だらけの手紙は読むのがやっとで、手紙の最後にはこう書かれてた。
「男の手は、愛する人を守るためにあるんだ。あの世にいっても、俺は家族を守る。」
俺はもうすぐ父親になる。
妻と、生まれる子どもをこの手で守っていくよ、あなたを見習って。
YouTube
このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。
ニコるん様
思い出のゆっくり2ch様
【笑えるコピペ連発】2chショートまとめ様
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様から頂いています。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。
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