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小児白血病だったKくんの話


№193 今回紹介するお話

「小児白血病だったK君は「家族とキャンプに行きたい」という思いで、どんなに痛くても、辛くても元気になるために治療を頑張っていました」

今回紹介するのは、キャンプに行きたいという思いで小児白血病と闘ったK君という少年のお話です。

投稿時期に関して
まとめサイトのコピペから2004年9月15日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

小児白血病だったKくんの話です。

Kくんは3度目の再発でした。

急速に増えていく白血病細胞の数。

ドクターはKくんのご両親に、

「化学療法のみの延命治療ならもって後3ヶ月、残る治療法は骨髄移植ですが成功率は10%程です」

と言いました。

何度も辛い治療をしてきたKくん、このままゆっくり過ごすのが良いのか、
わずかな望みに賭けたほうが良いのか…

ご両親は迷ったそうです。

そんな両親から何か感じ取ったのか、Kくんは

「どんなに痛くても死にたくない、退院したらキャンプに行きたいんだ。がんばるよ」

と言ったそうです。

Kくんの“生きたい”という生きる力を信じて、ご両親は移植を決意しました。

今まで使用した抗がん剤は効果が出にくくなっているため、かなり強い薬を使います。

Kくんの苦しみはこんな文章ではとても伝えられません。

薬を飲む、食事を取ることも大変なことで、吐き気、痛み…身の置き場のない苦しみだったようです。

見ているご両親も大変辛かったと思います。

でもKくんは、

「退院したらキャンプに行く約束だよ、○○(Kくんの弟の名前)と魚釣るんだ」

と、どんなに辛くても、痛くても、元気になることを夢見て、ご両親に退院してからの話をしていたそうです。

クリーンルームの中、ずっと願い続け、がんばり続けたKくんでしたが、
移植前の処置に耐えられず、ご両親に看取られKくんは眠りにつきました。

「やっと痛いのなくなって休めるね…ごめんね、最後までがんばらせて…」

と、お母さんはKくんを抱きしめて泣きました。

最後まで弱音を吐かずにがんばったKくんの体重は、入院前の3分の2程度にまでなってしまっていたそうです。

亡くなる少し前、Kくんはお母さんに、

「夢を見たよ。みんなでキャンプしてるの。みんながご飯食べているところに僕も行こうとしたところで目が覚めちゃった」

と話しました。

…健康な子なら何でもない、でもKくんにとっては祈るような願いだったキャンプの風景が、夢にまで出てきたようでした。

それから一年ほどたった頃、家族でKくんの行きたがっていたキャンプに行ったそうです。

Kくんの治療中、時間をとって遊んであげられなかったKくんの弟くんのため。そして、Kくんの供養の意味も込めて。

キャンプ場でバーベキューを用意し、さぁ食べようという時に、弟くんが「お兄ちゃん?」と一言。

どうしたのか聞いてみると、

「お兄ちゃんがバーベキューをしているこの場所に走ってきて…そこで消えた」

と言うのです。

お母さんはすぐ入院中に聞いた夢の話を思い出しました。

あの時Kくんが話していた夢は、きっとこの事だったんだ、と。

バーベキューはもちろんKくんの分のお皿やジュースも用意したそうです。

弟くんの話では、Kくんはニコニコ笑って走ってきたそうです。

それ以降、Kくんを見てはいないようですから、迷ったのではなく、時間を越えてKくんはあの夢を見たのだと、お母さんは信じているそうです。

一瞬でも、ほんの少しでもKくんの願いが叶っていたのなら…救われた気がする、と。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

ニコるん

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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