お前と飲むときはいつも・・・
№308 今回紹介するお話
今回紹介するのは、某居酒屋チェーン店を元にしたネット上でコピペされている投稿になります。
投稿時期に関して
まとめサイトの情報から初出は不明で、確認出来ている最も古い書き込みは2005年2月9日のものだそうです。
このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。
投稿内容
なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。
一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。
俺が貧乏浪人生で、お前が月20万稼ぐフリーターだったとき、おごってもらったのが白○屋だったな。
「俺は、毎晩こういうところで飲み歩いてるぜ。金が余ってしょーがねーから」お前はそういって笑ってたっけな。
俺が大学出て入社して初任給22万だったとき、お前は月30万稼ぐんだって胸を張っていたよな。
「毎晩残業で休みもないけど、金がすごいんだ」「バイトの後輩どもにこうして奢ってやって、言うこと聞かせるんだ」「社長の息子も、バイトまとめている俺に頭上がらないんだぜ」そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。
あれから十年たって今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。
別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。
油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。
なあ、別に女が居る店でなくたっていい。
もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、本物の酒と食べ物を出す店をいくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは?
でも、今のお前を見ると、お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、俺はどうしても「もっといい店行こうぜ」って言えなくなるんだ。
お前が前のバイトクビになったの聞いたよ。
お前が体壊したのも知ってたよ。
新しく入ったバイト先で、一回りも歳の違う、20代の若いフリーターの中に混じって、使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってバイト続けているのもわかってる。
だけど、もういいだろ。
十年前と同じ白○屋で、十年前と同じ、努力もしない夢を語らないでくれ。
そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。
改編バージョン
時代の移り変わりに伴いアンチテーゼ的コピペも作られていたのを見つけましたので掲載いたします。
他にもいろいろなバージョンがあるようです。
なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。
一番最初、お前と飲んだときからそうだったあの頃は浪人生でバイトもロクにできないお前に良くおごってやったっけ。
良い大学出て良い会社入る事だけが幸せか?俺は目の前で得れる金しか興味ないって言うと、苦笑いしながら哀れんでたな、おごって貰ってる身分で。
お前が入社した頃はまだ景気も良くてバイトの俺のが稼いでたな。
あれから十年たった時も、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だった。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に来るのは俺と一緒のときだけだとお前言っていた。
俺が頼んだ安いツマミには一切手を付けず、ジョキのビールさえ飲まずお前は瓶ビールだけを飲んでたな。
何が入ってるか判らない、これは本物の酒と食べ物じゃないと訳の判らないことを言っていた。
一流企業に入社して残業が大変なのかノルマが厳しいのか知らんがちょっと神経質、いや精神病気味に見えて心配したもんだ。
それからさらに十年たった今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。
でも、今のお前を見ると、お前が昔買った使い込んだ高級財布の千円札三枚を見ると、俺はどうしても「白○屋じゃなくてもいいんだぞ」って言えなくなるんだ。
公園で発泡酒でもいいのに店内で飲むってプライドがあるんだな。
お前の会社が倒産したの聞いたよ。
サブプライムなんとかで大損したしたのも知ってたよ。
新しく入った会社で歳下の上司にアゴで使われて、倍率も偏差値も低い世代の高学歴新入社員に使えない粗大ゴミ扱いされて、耐えられなくて辞めてハロワ通いしてるのもわかってる。
だけど、もういいだろ。
二十年前と同じ白木屋で、十年前の過去の栄光を語るなよ。
そんなのは、ドヤ街の角で酔っ払っている浮○者どもだけに許される慰めだと思うぞ
YouTube
このお話を元に作られた動画がありましたので紹介致します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。
【2chショート】元銀行員様
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様 から頂きました。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。