ただテストをするだけじゃない!『GX』のQAチームが1週間のリリースサイクルの中で工夫して実施していること
GO株式会社のicchiと申します。
今回は脱炭素サービス『GX(グリーントランスフォーメーション)』開発の流れや1週間毎のリリースサイクル、そういった短いサイクルにおいても、私が所属しているQAチームが時間の合間を縫ってテスト以外にもスピード感と品質の両立や、チーム力の強化など工夫しながら取り組んでいることを少しご紹介したいと思います。
『GX』のサービスについては以下をご覧頂けると幸いです。
開発プロジェクト全体の流れ
まず、開発プロジェクト全体の流れを以下に記載します。
QAチームによるQAの流れ
1.上流工程 フェーズ
要件定義や仕様検討をするMTGに積極的に参加し、仕様の気になる点や考慮漏れ等があれば、ユーザビリティ目線からの意見や提案をしています。
また、MTGに参加することで開発内容に関する会話にも耳を傾け、アーキテクチャーや内部処理についても少しずつではありますが理解を深めるよう努め、それを今後のテスト設計や品質管理にも活かせるように取り組んでいます。
2.受け入れテスト設計 フェーズ
基本的な動作は開発側でもテスト済みであるため、QAでは機能に対するパターン網羅のようなテストだけではなく、ユースケースも意識した受け入れテストという考えのもとテスト設計をしています。
加えて、1週間という短いリリースサイクルのため、その中でどうしたら
品質とスピードを両立できるようなテストができるか、時にはリスクも天秤にかけ日々模索しながら工夫して取り組んでいます。
また、テスト設計作業に加え、ユースケース検討中に生じた仕様の考慮漏れ等も関係者にフィードバックを行い早期の課題解決に繋がるよう努めています。
<主なタスク>
・実装要件に対する受け入れテスト設計
・上記の影響範囲を加味し、リグレッションテストの実施対象項目の選定
・テストに必要なデータ準備や環境準備
・テスト設計レビュー、レビュー指摘修正
3.テスト実行 フェーズ
基本的なテストの流れは以下になります。
現状のチームメンバ3人に対し、テスト対象システムは大きく分けると5システム、且つ、これらを3日間でテストを実施するため、状況に合わせた柔軟な対応や、それを実現するための属人化防止が必要となっています。
<主なタスク>
・実装要件に対する受け入れテスト
・上記の影響範囲のリグレッションテスト
・不具合報告及び、不具合改修確認
・一気通貫テスト(システムの基本挙動を一通り確認)
4.終了作業 フェーズ
このフェーズでは、次のテストに備え既存ドキュメントのメンテナンスや、属人化防止のための共有ドキュメント作成、反省点を次に活かすための取り組みなどを行うことで時間を有効に活用しています。
<主なタスク>
・リグレッションテスト項目書メンテナンス
・ナレッジ共有のためのドキュメント作成
・振り返り会の実施、チーム課題の対策検討
・チーム内勉強会
・その他業務改善 など
最後に
簡単ではありますが、以上で『GX』プロジェクトにおけるQAについて少しだけご紹介させて頂きました。
リリースサイクルが短い時間の中で出来ることは限られてきますが、そういった状況下でもQAという枠に捉われない上流工程への参加や、チーム内での効率化、属人化防止など、今よりも良くしたい、少しでも前に進めるようにと日々考えながらチャレンジしているチームです。
今回のご紹介は以上になります。
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