【鉄面皮日記】22/12/10.目は口ほどにてーげー。
仕事柄、利用者さんの送迎もします。
KMくん(巨体の7歳児)家の方は、田園風景の彼方で四方八方吹き抜けていて走っていてとても気持ち良い。
ラジオからクラシックが流れてきて、こんな景観に大音量でオーケストラ流すと、高揚してくる。
そんな時、自分でチョイスするのでなく、自然と向こうからやってくる音にヤラれるんだ。
不意を突かれ、思いの他、興奮している自分に出くわす。
ドビュッシーのピアノ独奏、ブラームスの交響曲、
どんどん疾走していきたくなってしまう。
コロナ感染で休んでいた期間のお給金を頂いた。これは嬉しい。
そうか、これが安心安定という病いか、甘い罠。
自営業だったらもうその間は無収入で四苦八苦、たちまち生活に困窮してしまうヤツだ。
これだから一般ピープルの皆様は、あくせくとすし詰め列車で通うのですね。伸びる線路が拍車をかける。
せっかく働いてもいない賃金が出たのだから、積雪に備えガレージを増産するコトにした。
加えて廃棄処分を救った観葉植物たちの冬超えのためにも、まだ暖かいこの時期にやってしまおう。
そんなワケで、久し振りにホームセンターへ買い出し、軽トラらしく資材を積載するのです。
前々から単管パイプで何かしたいと思っていた。
工事現場の足場しか思いつかないが、むかし阿佐ヶ谷のブルースバーが、テーブルに椅子までそれで組まれていて、とてもカッコよかった。
あれはストーンズ初来日「スティール・ホイールズ」ツアーの頃だから、90年初頭ですか。(30年前かよっ)
大枚叩き、単管パイプとクランプ(接続金具)あれこれ購入。
(因みに3mのパイプが約1800円なので僕にしてみたら結構な金額となります)
でも資材を見てるだけでも楽しいし、ましてやそれを運搬する行程が、仕事でもないのに(いやないからこそ)高揚する。
単管パイプは重い。
3mともなると、しかもそれを組んでしまったら、とてもじゃないが一人で持ち上げることなんてできない。
片面を地面で組み立ち上げていくのが得策だと思い持ち上げようとするが、さすがに無理。
四苦八苦してたら隣の工務店のオヤジさんが、組んだパイプにもう一本仮留めして、それを立ち上げれば一人でも起こせると教えてくれた。
やはり熟練工だ、経験こそは何にも勝る。
それでなんとか立ち上げられたが、あちこち躓き、金具を取っては付け、要領悪いなと失笑しながら、骨組みは完成した。
午後スタートだったので、気付けばもう暗い時刻になっていた。
今日は暖かくよい陽気だったけど、天気予報によれば明日の午前中は雨、午後から持ち直すらしいが。
屋根と横壁を波板で拵えようと思ってますが、行き当たり場当たりなのでどうなることやら。
まぁ僕にしてみればそんなんがとても楽しいんだから、それでいいんだけどさ。
数日前に誕生日を迎えまひた。
その日は満月だったようで、夜空を見上げました。
またひとつ死へのダイブに近付いたんですが、それもまたそれで自信をもって、てーげー。
背伸びしようが、縮こまろうが、虚勢張ろうが、居直ろうが、やっぱ猫みたくそのまんまの態でごろりてーげー。
そんな時に口ずさむ、デビュー40周年Kyon2この曲。