マガジンのカバー画像

RAT RACE

10
"ネズミの競争"と称しやってるバイト遍歴シリーズ。 先は長いですが50年以上も生きてりゃイロイロやってます。 誰かしらにこれを反面教師として生かせてもらえば幸い成り。
運営しているクリエイター

#鉄面皮日記

【鉄面皮日記】23/07/19.Rat Race "皿洗い2"

箱男の仕事も3ヶ月、もう大概に飽いているが、あと暫くは厄介になる他ない。(生活再建のため) 軽く30度を越す倉庫の気温でバテバテになっており、大型扇風機の風も生暖かくて気持ち悪い。 仕分け業務に従事するは、僕以外(一番若手)は悠に60歳定年越えのご老体ばかり、よれよれになってやっている。 しかし昨日初めて怒号を聞くコトとなった。 いやたいした問題ではないのだが、この気温でどうかしたんだろう、持っていた伝票を床に叩きつけ怒ってる。 普段無口でクールそうな方だったので、人は見かけ

【鉄面皮日記】23/06/25.Rat Race "駐車場"

純化していけば、クオリティに達する。 以前書いたこれを思い出しながら、やはりそこへ到達する道すべが分からなくなる。 道に迷う、とは、こうゆうコトなのだろうか、けれど道順に正解はないので何処を通っていこうとも辿り着ければいい。 ゴールが見えなくとも、確かなコトは箱を運び賃金を得て、それで生活をしていくというコト。 好きと嫌いが入れ子になってしまってるが、その順序はどうでもいい。 どこから始まったのさえ判別できぬが、嫌いの中に好きがあって、その中には嫌いがあって、開けたら好きが

【鉄面皮日記】23/06/04.Rat Race "治験"

肘(ひじ)小僧とは云わない。 膝(ひざ)小僧とは云うけれど。 衣服などからのぞいている膝頭 (ひざがしら) を擬人化していった語。 膝のしわが小僧の顔に見えることからという説が有力らしい。 僕は30代後半に銭湯へ行き一緒に行った友人が僕をみて、背中が老人のようだと揶揄された。 すごくショックを受け、確かに背中がものを言う、とも言うし、そうか僕は既に年老いたご老体になってしまったんだと勝手に推測した。 それで今の職場にいたら、背中はむき出しではないけれど、腕の肘に関しては気温の

【鉄面皮日記】23/05/24. Rat Race "スキーレンタル"

利き手を変え、こうやって荷を運べば筋肉のバランスが取れるんじゃないのか、 敢えて使い勝手の悪い方の手をこうしてこう、そうすると持ち難いのだけど何か新鮮な気持ち、されども忙しくなってくるといつものやり易い利き手での持ち方に戻っている。 どうもいけない、意識的にならないと楽な方にばかりいってしまう。 午前中は張り切っている、せっかちな性格がそうさせるのかさっさとコトを済ませたい。 どんどん運ばれてくる荷をやたらめったらさばくのだけど、他の人には迷惑だ。 ここでは協調性が求められ

【鉄面皮日記】23/05/22. Rat Race. "掃除屋"

今日も今日とて配送仕分けのアルバイト。 どうやら沸点に達したようで、余計な思考を使わずともある程度身体が仕事を覚えたようだ。 沸騰したら、火を落とす、そうするととぬるま湯となりやがて冷めていく。 もうその時点でここでやるべきコトは終えている。(気持ちの中で) そして惰性の方則が働き、ただただカロリーを消費し、時間を賃金と交換するだけの亡骸と成り果てるのだ。 こないだ働きアリのようだと云ったが、どちらかといえばあのネズミがくるくる回す車にも似ていて、無益にただカラカラと車輪が

【鉄面皮日記】22/06/03.金が欲しくて働いて眠るだけ。

キャパが狭い。 これは知っていた事実であるが、やはり通常(そこのラインはあやふやだが)と比べても低いような気がしている。 それは仕方のないコトでもあるが、それを弱点とするか美点とするか、その辺は経過ではなく結果で良しとする他ない。 経過は上下左右と推移するので答えは出ない問題だ。 かと言っても結果もどこで終わりとするのか?  句点を打つのは自分次第、喧嘩で負けていないとずっと唱えれば負けはやってこない理論である。 そんなコトはどうでもいいが、兎に角いろいろやりたいコトは山積し