【危険】未経験者が入ってはいけない会社の特徴3選|エンジニア20人の取材で判明
こんにちは。元公務員で元システムエンジニアのあつしです。
普段Webサイトの運営やマーケティング業を行っている傍ら、個人活動としてトゥイッターで現役エンジニアたちにインタビューを実施し、その内容を共有したり、時には「注意喚起」しています。
そんな活動を先月(2024年9月)から始めて、現在20人ほどのエンジニアに取材協力いただいたところ、「入ってはいけないIT企業の特徴」が浮き彫りになってきました。
(取材協力いただいた皆さん、ありがとうございます!!!!)
本記事では、その入ってはいけないIT企業の特徴を3つ、実例と共に紹介していきます。
特徴①利益が減り続けている
未経験者が入ってはいけないIT企業、1つ目の特徴は「利益が減り続けている会社」です。
上場企業(株価がピーク時から1/3まで下落中)の4年目エンジニアに話を聞くと、「半年〜1年仕事がない」と言っていました。
その会社はWeb系の受託開発やSES事業を手掛けていますが、近年の経営不振により社内にはほとんど仕事がなく、エンジニアたちは半年から1年もの「待機期間」が発生しているそうです。
業績不振が続き、利益回復の見込みがない会社に入ってしまうと、特に未経験者は実務経験を積む機会がなく「空白期間」が生まれがちです。
さらに、そのまま回復が見込めなければ、会社全体で「事業縮小」が進みます。末端の社員からクビを切られるされるリスクが高まるので、入社は慎重に判断する必要があります。
特徴②入社を急かしてくる
未経験者が入ってはいけないIT企業、2つ目の特徴は「入社を急かしてくる会社」です。
具体的には、
面接試験の採用担当者
応募先の社長や役員
転職エージェントの担当者
このような人に入社を急かされたら、その会社には転職しない方が身のためです。
たとえばシステムエンジニアのYさんは、某IT企業の面接試験でその会社の社長から、
「今この場で入社を決めてくれたら内定あげるよ。」
と言われたそうです。当時Yさんは転職に焦っていたことから、その社長の言葉に流されて入社の返事をしたとのこと。
入ってみれば事業内容は怪しく、社長のパワハラでエンジニアの退職者が相次ぐブラック企業だったそうです。
Yさんのように社長に急かされるケースもあれば、転職エージェントの担当者から「もっと積極的に応募して」「面接辞退はNG」と、半ば強引に転職活動を進められるケースもあります。
エンジニアは人材不足が深刻ですが、もし誰かに入社を急かされるようなことがあれば、その会社には入社しない方がいいでしょう。急いで人材を確保しなければ経営が立ち行かなくなる「危機的状況」にある可能性が高いです。
特徴③未経験者に一人常駐させる
これはSES企業に限った話ですが、未経験者を一人常駐させるような会社は絶対に入らない方がいいです。
なぜなら高確率で「エンジニアリングと無関係の業務」をやらされてしまうからです。
当然ながらITエンジニアは専門職であり、システム開発には高度なスキルと幅広い知識が必要です。
そのような現場で、未経験者が一人で仕事を進めるのは不可能。
したがって未経験者に一人常駐させている会社、もしくはさせた過去がある会社は、
⚠️ 非IT業界の案件を斡旋してる
といった内部事情が伺えます。
実際に僕が取材した人の中には、ウォーターサーバーの営業を勧められたり、安全帯を身に着けて鉄塔を登る仕事を勧められた人もいました。
そのような案件を一度引き受けてしまうと、肝心の「ITスキル」を全く習得できないまま、ただ時間だけが過ぎていきます…
3年、5年経っても年収が上がらず、結果的に自分のキャリアを棒に振ることになりかねないので気をつけましょう。
「未経験者歓迎求人」はどっちつかず
よく「未経験歓迎求人は怪しい」と言われますが、個人的にはそうは思いません。
なぜならプログラミング知識ゼロで無資格の状態から入社した未経験者が、
社内研修を数ヶ月受ける
先輩とペアで案件にアサインされる
OJTで開発経験を積む
といった体制を作っているIT企業も存在するからです。
やはり転職活動では、「求人の見出し」「募集要項」といった表面を見るのではなく、
その会社の財務状況
事業計画書
社員口コミサイト
といった「中身」を見ることが大切なんだなと感じました。
(転職するということは、新しい会社とお付き合いすることになりますよね。できるだけ外見ではなく中身で判断したいですよね〜〜〜)
さいごに
本記事では「未経験者が入ってはいけないIT企業の特徴」を紹介しましたが、
利益が減り続けている
入社を急かしてくる
これらの特徴は、業界全体に通じる内容ですよね。
転職・就職したら後悔するようなブラック企業は、入社前からそのサインがどこかに現れています。
特に3年以内の業績と離職率は、入社を決める前に必ずチェックしておきましょうね。
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