見出し画像

精神病の人が撮った写真 3 日坊主にならなかったのは

使用カメラ デジタルハリネズミ2

実はトイデジにハマるのは二度目です。
私とトイデジの出会いはそれこそトイカメラがブームになっていた頃、もう10年以上前の事でした。
その頃もなんだかんだ最終的に3台のトイデジを所有していたのですが、その割に写真を撮っていなかったし、残っていないんですよね。
せっかくのブーム全盛期にいまいち続かなかったのは、発表の場がなかった事が大きい気がします。
今トイデジ趣味が続いているのは不本意ながらInstagramのおかげなんですよね…。(なぜ不本意なのかって、そりゃあインスタと言えばキラキラSNS代表選手ですから。私みたいな陰キャ極めてる人間の住む場所じゃねーやみたいな、反感に近い感情があるんですよ。最もメンタルに悪いSNSですし)

やっぱり世の中に出すこと、反応がもらえる事って大事なんだと思います。
いくら趣味で自己満の写真でも、ただ撮って自分で眺めておしまいというのはつまらなかった。張り合いもないですし。
スマホから参照できるデータなら、ローカル保存だろうがクラウドだろうが外部メモリだろうが即ネットにアップできる手軽さが本当に素晴らしいです。
ユーザー数も文句なし、素人写真でもそこそこ「いいね」されるんですよね。
SNS普及以前は自分で作ったホームページに上げる位しか世に出す方法を思いつきませんでした。
ホームページを作るにしても、ホームページビルダーだったかな、そんな名前のフリーソフトでテンプレートもなしに一から手作業で作っていたので結構面倒で、その割にダサいサイトしか作れない。写真データのアップロードもこれまたソフトが必要で面倒。
そこまでしても個人のサイトはアクセスなんてほとんどないから誰も見ないので全くモチベが上がりませんでした。
とはいえ10年そこそこ前なら本当はもっとうまい方法がもうあったかもな、と今なら思います。実際、最後の方にはとあるSNSを発見するのですが…それはまた別の話に。
ハード面での進歩も大きいです。
最初に買ったトイデジは記録先は内部メモリしか存在せず、そのくせ電源の単四電池が切れたり抜いたりするとデータが全て消し飛ぶトンデモ仕様でした。しかもトイデジというものは恐ろしくバッテリーを食うので一日二日遊べば電池切れを起こします。
つまり撮ったら即、専用ケーブルでPCにつないでデータを移す必要があったんですよね。Wi-FiやらBluetoothを使った無線接続なんて当然ありませんから。 さらにその作業にも専用のソフトが必要で、これが恐ろしくダサくクソみたいなUIで使い勝手が悪い。
めんどくさがってちょっとでもバックアップを怠れば撮った写真は全てパア( ᐛ👐)という恐ろしい仕様でした。
2個目以降のカメラは流石に充電式になっていたり、データが飛ばなくなったりSDカードが使えたりするようにはなったのですが、結局今のInstagramのようなソフト面が整っていないと手間暇かかるのに報酬(「いいね」とか)が無いのは変わらない。
そんなこんなで続かなかったんだろうなと思います。

何か新しいことを始めたり習慣づけるには、スタートコストを下げるのが大事と言います。
いかに意識を高めようと、面倒くさい事ってやっぱり誰だってやりたかないんですよ。
手間の面でも気持ちの面でも、いかに手軽に、もっと言えば楽を出来るかを突き詰めていく方が結果として上手くいったりするもんです。
今回はなんかいい感じに有意義な事書いた気がします。
前回書いた画像アップの面倒さ↓も早く解決法を見つけたいものです…。


いいなと思ったら応援しよう!