加福は糾える縄の如し
地震と同じで、あれがそうだった!あの雲はやっぱり地震雲だった!あの耳鳴りがそうだったのか!?後出しと言われてしまえば、それまでだけrど。確信ができないから断定しないだけど、予感というか、予兆というか、そういうことって言葉には出さないものの、虫の知らせというか、感覚というか、そういうものだ。最近、またそんな予感というか、ヴィジョンというか、何かが変わるような、近い将来のことというか、何かを感じていたので、神社にお参りすることが多くなった。柏手を打ち、手を合わせている時間は願掛けというより秒の瞑想に近い。いつも祈ることは同じ、家族の幸せだ。このまま暮らしていけますように、、と願いながら、頭の隅にはいつまでこの実家という家でぬくぬくと暮らしていけるのだろうか?という思いが浮かぶ。
そうだ、自分の中ではわかっていたんだ。この家での暮らしはそう長くは続かないのだったんだと、この数年は出ていくまでの猶予期間だったんだと。
そして、とうとう本当にその時が来たようです。なんの準備もできていないし、お金も全くないけれど、あのアパートが立退になって出戻った時よりは多少は健全な状態なのではないかと?社会的にはどうなのかよくわからないけれど。独身中年非正規事務員が社会的にどうなのか?っていう話は今はしないでおきたい。
あの貧乏アパートで一人暮らしをした時も、この実家を引き払う前にまず私が出ていけ!ということで、見切り発車で家を出たものの、最悪の状態で、しかも立ち退きという形で2年で舞い戻ることになったのだった。バイトが続かず母が突然大病をして手術入院リハビリ、祖母も亡くなったりして、家族のお世話をすることでなんとか生きていたような状態で、職もなくただただ貧乏アパートに一人、他の住人も全て出て行っって本当に一人、更新の知らせが来るのを待っていたら、やってきたのは新しい不動産屋の人で立ち退きを言い渡された。ここも出て行かなくちゃいけないのかぁ〜と(大家敷地内のアパートだったので)よく手入れされてる庭を眺めながら途方に暮れてた。あの時は庭に出てくるニホンアオトカゲが話し相手であり、私の希望でもあり予兆だった、いやあれは吉兆だったと思う。50万円の立退料をもらって実家に舞い戻った。2018年の夏のことだった気がする。(続く)