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関西大学 55年ぶり“大優勝”へ

2024年11月16日(土)に開催する丹後大学駅伝。
「丹後で繋ぐタスキ」、本日は昨年度大会準優勝のシード校、関西大学です。

関西大学は全日本大学駅伝選考会において、初のトップ通過、2年連続で出雲駅伝と全日本大学駅伝の出場権を掴みとりました。

今回インタビューに応えてくださったのは、関西大学4年生 ロングパートキャプテン 坂東壮琉選手です!


1.陸上競技と坂東選手

小中学生の時はサッカークラブに所属し、サッカー少年だったという坂東選手。小学校のときのマラソン大会で努力をするほどわかりやすくタイムが伸びたという経験が陸上競技を好きになるきっかけだったと言います。

高校から本格的に始めた陸上競技は7年目。

陸上競技をしていてよかったことを聞くと、「指導者や仲間との出会い友情が1番に思い浮かぶ。」そして「陸上競技は坂東壮琉として外せない要素、アイデンティティになってくれた」と語ってくれました。


2.チームの誇れるところ

「仲の良さに自信を持っている。」

長い距離を自由に走るフリージョグの練習で、チーム全員で走ることもあるそうです。他のチームではあまりないことではないでしょうか。まさにチームの仲の良さ、一体感が感じられます。

また、キャプテンを任されたとき、不安はあまりなく、歴代のキャプテンの方が整えてくれたチームに期待や楽しみしかなかったそうです。

坂東選手が関西大学に進学した理由の1つが、全日本大学駅伝を目指せる環境であるというところでした。関西大学はこれから上がっていくと高校生の時に感じ取り、そして実際に勝ち上がっていきました。関西大学を選んで間違いなかった、という言葉には自信を感じます!!
9月28日に行われた2024年度奈良県秋季競技会で5000mの上位10人のタイムの平均が 14分23秒となり、15分を切るか切らないかの高校時代の実績を考えるとチームとして頑張っている、と話してくれました。


3.noteで届けたい想い

関西大学陸上競技部男子ロングパートでは2022年からnoteの執筆を始めています。

そこでnoteで届けたい想いを聞くと、長期的な目標として「関東に駅伝で勝つ」ことを掲げ、そのためにnoteを活用する2つの目的を教えていただきました。

1つ目は「自分達が強くなること」
坂東選手が尊敬する選手と挙げてくれたOB亀田仁一路選手(2023年卒、現旭化成所属)、前々キャプテンのOB嶋谷鐘二郎選手(2022年卒)のようなエースと呼ばれるような選手ばかりが集まれば当然強くなりますが、そうもいかないのが現実です。2人の偉大なる先輩との違いを考えた時に、

「どれだけ大きな目標を本気で叫べるか」

という、メンタル面の差が大きいことに気がついたそうです。またチーム内を見渡しても、大きな目標を叫ぶことに苦手意識をもつ選手が多かったため、noteを通して自分達のメンタルの成長を図りました。そして、まずはnote使って自分達を育ててみようと執筆へ繋がったのです。

2つ目は「強い新入生が入ってくれること」
noteを目にした高校生が関西大学を選択肢の1つに入れてくれたら、関東の強豪校に行ってしまうような選手が奇跡的にでも、入ってくれたら、関東に勝てるのではという望みをかけていると語ってくれました。


4.坂東選手にとって丹後大学駅伝とは

『関西で戦うため、優勝を狙いにいくというわかりやすいモチベーションである。そして1位になった嬉しさが想像できる。1番勝ちたい駅伝

キャプテンに就任し、コーチから目標を聞かれたときに真っ先に「丹後優勝したいです」と答えたくらい想いの強い大会だと言います。

1年生では直前の体調不良や不安により、思うような走りができず、悔し涙を流したそうです。 2年生では当時のキャプテンの嶋谷選手の「絶対優勝」という言葉が引き金となり、任された1区でラストスパートを仕掛け勝負することができたと振り返ってくれました。先頭と9秒差で渡した襷は仲間の区間賞に繋がり、「坂東が勝負しにいったから、いい流れは作れた」と嶋谷選手や亀田選手に言ってもらったことが嬉しく印象に残っていると語ってくれました。

今年の坂東選手がどんな走りをしてくれるのか注目です!


5.期待しているチームメート

秋山翔太朗選手谷村恒晟選手の名前を挙げてくれました。     
秋山選手は「1年生の頃から登りの2区で区間賞を獲得し、昨年も2区で結果を残してくれた。」と話してくれました。
谷村選手は「ポスト亀田選手と言われるくらいの大エースに成長し、今年の日本インカレ5000mでも4位と、チームの中で頭1つ抜けてきた。新エースとして亀田選手のように局面を動かすレースを期待しているし、それを信頼し任せている。」と話してくれました。

来年の関西大学を背負う3年生の秋山選手と谷村選手の走りにも注目です!!


6.「55年ぶりの大優勝」

丹後大学駅伝のチームの目標はズバリ55年ぶりの大優勝

そして、坂東選手個人の目標として

「どの区間でも区間賞」を掲げています。

坂東選手の強みでもあると話してくれた「安定感」のある走りから、殻を破る走りにしたいと話します。
『キャプテンとして、優勝という結果の先導者であるべきかなと思っている。55年間優勝できていないのは、優勝までのあと1歩が足りないから。昨年も2位で、あと1歩というところの年が続いている。キャプテンとしてチームへ大きな発信ができるからこそ、優勝への1歩を超えるのが自分の役割だと思っている』と語ってくれました。

またチームとして、目標を達成するためにnote執筆以外にも、
・「丹後ではどれくらいのタイム出したい」という目標を目標管理シートに書く
・練習前にランダムに2人当てて目標をみんなの前で宣言する
という取り組みを行っているそうです!!

そんな坂東選手の目標管理シートの大目標にはこう記入されているそうです!

55年ぶりの大優勝を絶対にする、
最高傑作の走り、坂東壮琉の代表作の走りをする」

坂東選手にとって、恐らく人生最後の駅伝である丹後大学駅伝への意気込みです!


7.チームへ一言「胴上げをしよう。」

『選考会で1位になったとき、自分は走ってもいないのに胴上げをしてもらったが、丹後でもう1度胴上げをしてほしい、そして「丹後優勝したらしてくれ」と選考会では胴上げキャンセルされた吉田コーチの胴上げをしよう。』

『今年こそは恩師である吉田コーチに恩返しという意味でも優勝をプレゼントします。』


今回のインタビューを通して、関西大学のキャプテンとして、そして坂東壮琉としての、丹後大学駅伝への強い想いを感じることができました。坂東選手の走りが楽しみです!!

出雲、全日本と繋がれた襷は、
丹後大学駅伝55年ぶりの大優勝へと繋がれます!!

11月16日(土)の丹後大学駅伝、関西大学から目が離せません!

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