IO(口述試験)の指導方法
この記事もIBの専門性を有する内容となるため有料となります。
IO(口述試験)とはIB(DP)で日本語A:言語と文学を選択している生徒が行う内部試験の一つです。試験内容の詳細は省かせていただきます。
ではIOを成功させるためにはどのような指導ステップを踏むべきか。教師の責任は重大です。教師がしっかりとIOについて理解しており、正しい指導ができないと、賢い生徒でも高得点は取れません。教師の役割は舵取りです。生徒たち目的地に運んでやらなければなりません。
ステップ1: IOについての理解を共有
試験を実施する時期、評価基準、試験内容、グローバルイシューとは何かなど、形式的な解説をします。
ステップ2:サンプル分析
より多くのサンプルを聞いてイメージを膨らませます。特に高得点のサンプルを聞き込むことは目的地をイメージすることに繋がりますので、非常に重要です。高得点エッセイの特徴は以下の通りです。
1)構成(時間配分、文章構成)
序論1分 本論①4分 本論②4分 まとめ1分
2)序論の内容
どのような作品か、作者について、選択したグローバルイシューの説明、
考察の道筋を示す(各2−3ヶ所) → 選択した抜粋のどこからグロー
バルイシューが明らかになるか。
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