自分の男性的な概念が気持ち悪い

ぼくはコンプレックスの塊ですが、最も大枠で自分を苦しめているものは、「男性」という性別です。
私は女性の容姿に果てしない憧れを持っています。
男の、硬さを持った角ついた体の作りがどうも好きになれないのです。
こういう考えを持つようになったルーツは中学で虐められたとき、自分の容姿について人からいじられ続けていました。
そのため、容姿については長年悩みを持っています。そして、容姿の欠点が自身の男性的な部分だということに気が付きました。
目鼻立ちや骨格、髭など、自分の嫌いな部分は全て男性的な要素から成っています。
そこから、男性的という概念に気持ち悪さを覚え、女性に憧れを抱くようになりました。

断っておくと、恋愛対象は女性です。心はほとんど男のつもりなのですが、性格が女性っぽいと言われることが多々あります。
ファンデやリップを買い集め、カバンにはファンデを直すための手鏡を常備、メイク系YouTuberの動画を見漁る。
こういう行動のせいで心も女性っぽくなっているのかもしれません。
今年から一人暮らしを始めたため、それが顕著に現れています。
今までは親にバレたくなくて化粧品を買う事が出来ませんでした。
特に母親は、男はナチュラルが一番良いという主義の人間です。
私が高いワックスやシャンプーを買った際、口では肯定してくれていましたが、最後に必ず「そのままが一番良い」と付け加えるように言っていました。本当はこちらが本心なのでしょう。
ありのままでいた結果、私は虐められたというのに。
そのため、実家ではあまり熱心にオシャレをすることが出来ませんでした。
どんな化粧品を買ったか、どんな服を買ったかということを家族に知られたくなかったので。

一人暮らしを始めてからは、人と会う時には必ずファンデで肌の赤みを隠します。
まだ、初心者なので上手くできているかわからないし、もしかしたら周りにバレてて、影で馬鹿にされてるのかもなとか考えると少し怖いですが、そのままの自分よりマシです。
リップは買うだけでまだ人前にしていったことはありません。
やはり、自分の男性的な顔に色つきのリップはどうも違和感があるのです。ちょうど良い色合いのものを探し中です。
あと、男なのでリップを塗り直す難易度が高い。
リップはしたいけど、人にリップを塗ってることはバレたくないのです。
もうちょっと整った顔してれば、美意識高い男子として紛れ込めたのでしょうが、不細工な僕では気持ち悪いだけだと思います。

今朝、鏡に映った自分の男性器を見て、気持ち悪くなり、吐いてしまいました。
心の調子が悪いときに、稀にこういうことが起きます。
私自身は見た目は女性に憧れますが、心は男で、恋愛対象は女性です。
女性との恋愛において男性的機能は必要ですし、子供も欲しい思っています。
そうなるとある程度、自分の男性的な部分も受け入れていかねばいけないことは間違いありません。
また、整形とかにも憧れますが、メスをいれること、友人にそれを受け入れてもらえるか、などの恐怖が勝っており、今のところは考えていません。

なにかと生きづらい性格で生まれてしまったものです。
どこかのタイミングでこの気持ちの波がおさまることを願って生きようと思います。


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