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どんな形でも。
令和6年9月、仲良くしてくださってるパティシエさんのお店で7品からなるのおかしのコースをいただいてきました。
コースをおかしのみで構成すると言うだいぶ尖った内容。食べてみなくちゃ想像もできません。
7個のスイーツを1時間で食べてと言われてもちょっと完食する自信はありませんし。
うきうきしながらお店に伺いました。
次々に出される皿はどれもどもれ面白味溢れるおかしでして、かつ美味しく飽きも来ない。
身体に負担なくするすると入っていくんです。
こんなふうに、おかしだけで高低差をつけつつ驚きと感動を盛り込んだ内容を創り出せるのかと。
何とか牛1頭でそれを完成させたいなという刺激を受け意欲が湧き出します。
実はこのおかしコースの2品目にいぶさなの脂を使っていただいています。写真のパイがそれです。
軽やで繊細なパイ生地の食感の後にふんわりといぶさなの香りが鼻に抜ける、牛とおかしのコラボ。よくまとまってるなと驚くばかりです。
これぜひぜひ定盤にして欲しい!!
うちで販売したい!!
どうですか??って聞いたら、多くの方から要望はあるそうなのですが、なんてったって難しいらしいです。
普通パイはバターを折り込みながら生地を作ります。今回はバターの代わりに牛脂を使ってもらったんですが、バターは使用する際の温度幅があるのに対して牛脂はかなり温度幅がシビアで難し過ぎるらしいです。
残念…
しかしながら、思い出に残る1品となりました。牛脂はいぶさなでも全部は使い切れずに堆肥に混ぜてしまっている部分です。
このように大切に育てた牛が少しでも無駄なく使ってもらい、とても素敵なおかしの一部にしてもらえて本当にありがたいかぎりです。
そして焼肉ぽんちゃんではほぼ牛のみのコース仕立てです。おかしと形は違えども1つのテーマに絞ったコース作り。
あんな風に色んな部位を活かしつつ楽しめるコースをお出ししていきたいなと強く思います!