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肉の味わい

9月出荷した16歳経産牛の味わいは、日にちを置くごとに益々じんわり染み出るような旨味がある肉となりました。
少々繊維感があります。サシもほぼ入っておりませんので、口に入れた時に分厚すぎると噛み切るのは困難です。
写真の部位はザブトン。

いぶさな牛つる(純粋竹の谷蔓牛)もそこそこにサシは入る部位です。
バラも粗刺しで赤身が強くなっています。
トモバラのササミはしっとりした赤身で何本か脂の細い線が入っているだけ。
見た目はまるでウチモモですが、食べるとバラの食感。
これがまたじわっと旨い。

ソトモモのナカニクもだいたい「いぶさな牛つるやいぶさな牛」も見た目はサシが入っています。
16歳のナカニクもいい。この部位は思っていたよりサシが入っています。
サシが入っていると言っても、ソトモモのナカニクはとろけるような肉質ではなく、しっかりした赤身の味わいが味わえる太めの筋繊維のある部位です。
薄めに切って焼き過ぎないよう気を付けると、しっとりした力強い味わいを楽しめる。
16歳のナカニクもいい出来となっている。

この肉も残すところ在庫もあとわずか。

端切れ肉でシェフに教えていただいたレシピでキーマカレーも作ってみた。
挽肉にすると赤身の深い味わいがさらに出てきて、焼肉で食べる時とはまた違った印象の旨味を感じられた。

育て親の贔屓目でしょうね。
ちょこちょこ食べ続けているとこの肉旨味をしみじみと感じられようになってきます。

決して強い味わいではないのですが、飲み込んだ後の余韻が記憶にも残ります。

本当にありがとう、「みうら」さん。

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