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16歳 経産牛肥育 みうらさん

令和1年に長野からやってきた「みうら」さん。
この牛は竹の谷蔓牛に少しだけ但馬の系統が入っています。

岡山の数少ない竹の谷蔓牛を保有していた農家さん(この方は、今は離農されています)の生まれです。そこから長野で10年程活躍した後にいぶさなに腹身(妊娠中)でやってきました。
種付きが良く、家に来てからも年1産してくれました。
小柄な割には群れ飼いしても負けず、出産も育児も上手なとても飼いやすい牛でした。
14歳で出産した後は体力も考慮して肥育する事にしました。
この牛は長野からお引越ししてきた時から痩せ型でした。
いぶさなの飼い方でも、竹の谷蔓牛は気持ち痩せて見えるくらいが種付きが良いくらいでしたのでそんなに太らせていません。
そんな状態の高齢牛を肥育しようと思い立ったものですから
年齢の事も考えて、いつもの経産牛肥育仕上げよりも時間をかけて肥育する事にしました。

肥育をして13ヶ月超え。
一般的には6〜8ヶ月で仕上げないと経産肥育は赤字です。
ですが、効率よりも味わい。
今回は味わいも大事なのですが、何よりもみうらさんのコンディション。
みうらさんを最期まで大事に育てて送り届けたい、そればかりでした。

ですが竹の谷蔓牛の15歳以上の経産肥育はかなり難しい。
過去に2頭高齢牛を肥育しましたが、肉に全くサシが入らず体力的にも長めの肥育ができずに鹿肉のような仕上がりとなってしまいました。
肥育は少なからず牛の身体に負担をかけます。
その上高齢なのでエサのあげ具合を間違うと一気に体調を崩してしまいます。
今回のみうらさんはどんな仕上がりになるのか。
じっくりゆっくり肥育したので体力面では問題なく元気にしてくれていました!
なんならもう1産できそうなくらい。
多少肉は乗りましたがムダな脂はついてないように見えます。

はてさて中身はいかに!?

今回長らく頑張ってきたみうらさんをキャンペーン価格で多くの方に届けられたらと思います。

ただ、いつものいぶさなの味わいとは異なる物にになっていると思います。
より赤身で噛み応えもあり、じわじわと感じる控えめな味わいではなかろうかと。
同じエサで同じ牛舎で育てましたが、その牛の辿った道で仕上がりは変わって行きます。
そんなんではありますが、よかったらみうらさんを一緒に味わってくれる方を募集したいと思います。
販売は10月中旬くらい。
焼肉30〜50セット
切り落とし30〜50パック
を考えています。

いぶさなのHPやインスタグラムから後ほどお知らせいたします!

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