How can I go on...
(〜フレディーマーキュリーのソロプロジェクトが好きな方に贈る〜)
この世で一番美しいもの。
今回は、フレディーマーキュリーの曲をご紹介します。
Queenではなくフレディのソロです。
私はもしも「この世で一番美しい曲は何か?」と聞かれたら、この曲をそのうちの一つにあげます。
フレディーの歌唱力、作曲の才能、パフォーマンス、どんだけ才能あるねん。
ボヘミアンラプソディは、1曲を聞き終わると、まるでオペラの全幕を通して観たような感動と満足感、高揚感に包まれる。
(曲によるけど同様に感じる作曲家がいます、プリンス大先生です!)
私は10代の頃に(一瞬)オペラ歌手になろうかと思った事がありました。
(だからって私がオペラ歌手のように歌える訳ではありません)
(オペラ歌手はボーカル界のオリンピック選手です!ナボナはお菓子のホームラン王です!)
■How can I go on - Freddie Mercury & Montserrat Caballé
https://www.youtube.com/watch?v=ksNoe8W2jTc&list=RDY1fiOJDXA-E&index=2
あまりにも美しすぎて、聴くたびに涙が出そうになる曲。
スペインバルセロナ出身のモンセラートカバリエというオペラ歌手とのデュエット。
オーケストラのアレンジをしたのは他の人かもだけど、イントロのストリングスから何から徹頭徹尾美しい。
モンセラが歌っているときに語りパートを繰り出すフレディ。
曲中、手をつなぎながら歌う二人がかわいい。
(フレディが嬉しいならあたしもうれしい!号泣)
モンセラの発音が、「can't(カント)/can not(カンノット)」とか、「forget(フォルゲット)」のように聞こえてきてそこがまた可愛い。
How can I go on~日本語訳 抜粋~(訳 : 勝山かほる)
海の塩さえ奪い尽くされて
王座を追われ、独り
何もかも持たず、血を流す僕
あなたの示すのは、それでも荒野
そこには僕を信じてくれる誰かがいるの?
僕の嘆きを聞き、愛してくれる誰かが?
※歌詞も本当に美しくて、日本語訳も美しいので、機会があれば検索して読んでみてください。
■Barcelona - Freddie Mercury & Montserrat Caballé
https://www.youtube.com/watch?v=Y1fiOJDXA-E
こちらの曲の方が有名なのかも知れない。
1992年開催のバルセロナオリンピックに合わせて作られた曲。(ざっくり)
なんなんだろう、この、地球にずどーん!と光の柱を立てましたよ!的な突き抜けた圧倒的な希望を与えてくれるような、エンディングに向けての高揚感は。
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似てるとかじゃないけど、この曲を聴いているとプッチーニの「誰も寝てはならぬ」を思い出します。
余談ですが、個人的に強いて言えば私はパヴァロッティより、ドミンゴさんの声が好きです。
抽象的な例えでオペラに造詣が深い方には恐れ入りますが、パヴァロッティは例えるならば「白と黒の大理石でできた光り輝くモザイク」模様のような美しさで、
ドミンゴさんは「幾重にも花びらの重なった大輪の薔薇(オールドローズ)」のような美しさです。
(これまた私見ですが、パバロッティさんはとてもにこやかで優しそうに見えるけれど、その目の奥から照らす光はとても鋭く、頭がきれる狡猾な内面性を感じる。決して悪い意味ではない。そして、ベルカントーーー!パスタ食べてますーーー!って聞こえるのはただのバイアス?)
反面、ドミンゴさんはひたすら華やかで甘く、香しい美しさのイメージなのです。昔どこかで読んだ記事で、孫くらいお年の離れた恋人の事をドルチェビータと呼んでいて云々、というのは本当かしら。きっとそこから浮かんだ着想に違いない。さすがご自身の人生で、歌に生き恋に生きを体現されているのでしょうかステキ)
3大テノールが人気だった時、どなたか専門家が2人を比較して、「マイクを通さず聴くにはパヴァロッティの声質が優れていて、マイクを通した声はドミンゴが美しい(有利)」って言っていたけれど、それって本当かしら!!(もう難しいけれど、そんな聴き比べをできた贅沢な時代があったのだなあ。ともかくあたいは自分の耳と好みを信じてるーーーーーッ!!!)
■Nessun Dorma - Placido Domingo
時々、音楽プレイヤーに異なる歌手が歌ったお気に入りソングを連続で入れたプレイリスト作成してニヤニヤしながら聴き比べることをしています。
自分が人生を通して身につけたあやふやな知識をぶちまけて、最後にオペラを愛する全ての皆様の幸せを祈って終わりです!
(そしてYOUTUBE埋め込むときにどうしてサムネ表示されないのかnoteの精よ、教えて!!!)
~Fin~