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#いぶUAE備忘録

こんにちは。
今日はいつものベトナムについてではなく、5月25日(土)に行われた ACL Final 2ndLegについて書きます。
情緒的かつ駄文になる予感しかしないので、 マリノスやACLに興味のない方は回れ右を勧めます。
個人的にはマリノスが次にFinalに行くときに読み返せるようしたいと思っています。

◆1st Leg〜行くまで編
私は今ベトナムのホーチミン市に住んでいます。
日本ではないので、気軽にJリーグもアクセスすることができない環境です。マリノスの試合はほぼ欠かさず観ていますが、毎週末スタジアムに通っていたあの頃からするとウズウズした日々です。
そんな私でもFinalとなれば話は別です。偶然飛行機が安くなっており、いても立ってもいられず1stLegがあった5月11日は横浜へ帰りました。
1st Legの帰り道はUAEでの2nd Legはみんなに任せたつもりでした…
ただ、直前の5月21日の火曜日になり、いよいよ気持ちが抑えきれず、兄に諸々相談し、その日のうちに航空券を購入し、なんとかドバイまでの足は確保できました。
ただ翌日になり、チケットの確保が不透明な旨のリリースが発表され、不安に…
結局、チケット確保はできたものの、急転直下かつ不安でいっぱいの出発前でした。

◆UAE到着からスタジアム到着まで
23:50ホーチミン発⇨翌04:00頃にドバイ国際空港に到着しました。
フライトは約7時間、普段ベトジェットの私からするとエミレーツ航空はこの上なく快適でした。
一緒に観る兄の到着が2時間半後だったので、先に入国し空港のターミナルでビリヤニ食べて待ってました。
兄と合流し、空港近くのホテルに辿り着き、ひと休みした後、バスの集合場所へ行きました。
ショッピングモール内だったので、ご飯食べたり散策したりしながら、いよいよ出発。
バス6台ほどで集合場所はキュービックプラザ新横浜みたいになってました。
もらったステッカー可愛くて永久保存版です。
スタジアムまでは約2時間ほどでした。スタジアム周辺が大渋滞でしたが、無事に到着しました。

◆スタジアム到着からアップ開始前まで
まず、到着後、マリノスのサポーターがたくさんいるのは分かったのですが、大行列でした。
整理すると、まず列は男女別でした。男性の方はLINEの列整理番号順に整列していました。前後の人から情報交換したり、お水を頂いたりと有難い時間でした。女性の方の列は私はよくわかりませんでした。
待機列が長い理由は手荷物検査、ボディーチェックが理由でした。私の整理番号は800番台で待ち時間は約30〜40分前後でした。今回はリュックで行ったのですが、自分が普段開けないポケットまで開けられました。手ぶらのアルアインのサポーターを見て、サッカー観戦に色々持ち込むのは日本人だけかもなと思いました。
最初の検査をクリアして、再度ゲート前で検査がありました。ここは男女ミックスの待機列でした。こちらも30〜40分くらい待ちました。並んでるときに味の薄いホットコーヒーをウェルカムドリンクとして貰いました。不思議な味がしました。(冷たいアクエリアスが欲しかった!!)
ゲートの前でも再度細かく手荷物などを検査されました。その後、リュックも含めて大きい荷物はコンコース裏の個室へ置くように言われました。私はポシェットがあったので、それに貴重品とユニをくくりつけて座席へ。
1階は満席でしたが、2階は空席が多かったので、チケットの抽選に関しては必要ない方も参加したのではないかと思いました。
席に着いてからは水の確保が急務でした。コンコースに段ボールが置かれ、そこで無料の水が配られる形式でした。その水をどれだけ確保できるかが試合中の命綱になることは明確だったので、周りの人と協力して確保しました。試合前は小腹が空いたのでラップサンドみたいなの食べました。口の中パッサパサになり、お水が消えていくような食べ物でした。確か12AED(=600円)でした。マリノスのスタグルが恋しくなった。

◆アップ開始〜試合開始まで
ここからは主観的な内容です。
まず最初に、アップ開始からサポーターの気合いの入り方すごかった。
2019年A川崎を思い出した。でも、違ったのは、あの時は「勢い」と「緊張」だった。
今回は「集中」と「高揚」だと思った。アルアインまで来るサポーターなんて、みんな頭のネジは何本か外れているのはわかってる。だから、誰も何も言ってなかったけど、歌い始めたら狂ったように跳ねて歌ってた。みんなマジで目が血走ってた。チャントが始まれば、それを全力で歌い飛び跳ね続けた。今は歌われなくなった「飛び跳ねろ歌い続けろ俺らの全てオーオー横浜」をふと思い出した。
特にTwitterにもUPされていた、一発目の「アジアを勝ち獲ろう」はすごかった。歌い始めてからアップで選手が出てくるまでのあの圧は一生忘れない。

初の中東アウェイの独特さみたいなのも感じた。
白い服を見にまとい、歌い、手を叩くのは日本にはないそれだった。特にバックスタンド全三層からは常に総立ちで試合を見下ろすかのように圧をかけ続けていたのがまさにそれだろう。スタジアムの構造上、屋根はメインスタンドの上に大きくかかっている。メインスタンド上の大きな屋根に反響し、ピッチに降り注ぐその音圧はスタンドの我々よりもピッチにいる選手の方が感じと思う。日本で目にする熱狂的な応援というよりも儀式で説かれているそれに感じに近い気がした。この辺はイスラム教の偶像崇拝が禁止されていることとの関係がありそうと仮説を持った。

◆試合開始からタイムアップまで
正直、試合中の記憶はほとんどない。負けたからかもしれない。ただ、それよりも目の前の応援に必死だったからかなと思う。特に3点目を奪われてからタイムアップまではとにかく必死で応援した。だって、こんな贅沢な90分はなかなかない。少しでもやめたり、諦めたりしたら、そっちの方が一生後悔することわかってた。だから、とにかく飛んで声出した。

◆タイムアップ後と試合について思ったこと
負けた。呆然としていたと思う。
喜田選手がいつもより少し長めに間を取って挨拶をした。表彰式があっという間に終わった。
ピッチ脇でインタビューを待ちながら、アルアインの優勝セレモニーを見る喜田選手の背中は忘れられない。

インタビュー後に最後にもう1度、喜田選手が挨拶に来てくれた。
最初に手を合わせて、少し申し訳ない素振りを見せたのは偶然ではなかったと思う。その後、喜田選手は長く礼をした。個人的にはここで本当に負けたことを実感した。やっと物理的に涙が出てきた。隣や周りにいてくれた人が手を差し伸べてくれる仲間であったことに心から感謝した。
私以外にも泣いてる人が大勢いた、怒ってる人もいた、歌ってる人もいた、叫んでる人もいた。
ただ、大人がここまで感情を爆発させるのはすごい。ここまで生を実感できる場所はなかなかないだろう。ましてや他人のことで。後から振り返り、スタジアムに来る理由が詰まった試合だなと思った。

現地にいた人で選手を責める声はほとんどなかったと思う。
90分だけ見れば、ボロカス言われても仕方ない試合。致命的なミスもあったし、クオリティが足りなかったところもあったと思う。
でも、その1つひとつの責任を誰かに求めたり、いない誰かの名前を叫ぶのは幼いし、野暮だと私は思う。それが楽しいならそれも結構だし、何でもポジティブなのはそれはそれで危険だと思う。ただ、ここまで来られたのがチーム、クラブの歩み、結果だとしたら、最後得た結果それもまたチームやクラブのものだろうと。
ここまで連れてきてくれたというよりも、ここまで着いてきてもいい機会を与えてくれたクラブが心のクラブであることを私は幸せに思いました。
僕はここ一番で望んでいた結果が得られなかったときでも、一緒に涙を流せるサポーターでありたいと感じた試合でした。

スタジアムを出発できたのは0:00頃でした。
ドバイ市内に着いたのは1:30〜2:00だったと思います。

◆UAEドバイからホーチミンへ
日曜日の朝便で戻りました。9:50ドバイ発⇨20:00ホーチミン着でした。
空港で最後に兄貴と飲んだバドワイザーが一番美味かった。
その後、1人で行ったラウンジで一生前日のハイライトやってて辛かった。ちょっと泣いた。

◆まとめ
結論、行って良かったです!!
遠くのUAEまで大勢のサポーターが遠征するクラブがこのまま弱くなるわけないと思います!!特に今回は若い人も多かった!なんと国内外初遠征の仲間もいました!笑
マリノスは信じるに値するクラブだと私は思っています。
だからこそ、またリベンジしたい。いつの日かマリノスがアジアの頂点に立つ姿を見たいと心から思います。その時はあのときアルアインに負けて準優勝だった経験が少しでも糧になっていたら本望だと思います。
そして変わらず、  ACLエリートリーグ24/25もアウェイ遠征の際は世界の果てから世界の果てまで行くつもりです!愛を止めないで!!

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