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#いぶベトナム備忘録 2「ベトナムは昭和っぽい?」

こんにちは。
今回は、「ベトナムは昭和っぽい?」について書きたいと思います。
知人やお店で昭和を経た日本人の方から度々このように聞くことがあります。
「ベトナムはなんか日本の昭和っぽいんだよね〜」
私はそうなのかな〜と思っただけだったのですが、半年住んでみて「ベトナムのこんなところが昭和っぽいのかな?」と思ったところを書き連ねてみます。
僕自身は平成生まれなので、「知らんけど」って感じですし、私はホーチミン在住でハノイは未訪問ですので、その点も悪しからず。

①困っている人を見返りなく助ける
これは生活すればするほど、心からそう思います。
たとえ外国人であっても、必ず助けようとしてくれます。もちろんたまに悪者もおりますが。
例えば、私はこっちに来たときに家がなく、ホテルを確保した5日以内に物件を見つけなければならない状況でした。
なので、到着したその日から物件探しに奔走していました。考えていたエリアでうろうろと家を訪ねていると「この人、家を探しているみたいだから紹介してあげて〜!」と数珠繋ぎにいろんな方がいろんな物件に連れて行ってくれました。恐らく、自分で周った物件を除いて、延べ5人くらいに合計で10件以上案内して頂きました。当時はベトナム語が今よりもわからず。xin chàoしか言えない日本人にも本当に笑顔で接してくれたのをよく覚えています。
他にも知人から聞いたのは、無一文の時に家に招待されてご飯をご馳走してくれたとか、パーティに呼んでくれたなどよく聞きます。言葉も国籍も関係なく、いたわってくれるベトナム人には裏切られても嫌いになれないなと思います。

②年長者へのリスペクトと家族観
ベトナムはとにかく年長者の方が絶対だなと感じます。僕の認識では有無を言わさず、年長者の方の言うことには耳を傾けなければならないと思います。従うかどうかは別なのかもしれませんが、、、
これはベトナムの家族観と深く紐づいていると思っていて、年長者の中でも祖父母や両親の言うことはより絶対的なものだ思います。
いくつか要因があると思っているのです。
下記はあくまでも仮説です。
⑴ベトナムは社会の制度上に家系の影響がより大きく人生に反映されること
⑵インドシナ戦争〜ベトナム戦争の影響と独立
⑶儒教の影響

など複数の要因で成り立っていると思います。

③飲み会と社員旅行
 この項目は平成生まれの私でも「あ、確かに昭和っぽいかも!」と思うのですが、聞いた中でも驚いたのは「飲み会」と「社員旅行」ですね。
まず、「ベトナムの飲み会」はとにかく盛り上がる(激しい?盛り上がる?)印象です。
ローカルレストランに行くと、隣のテーブルでは「một、hai、ba、dô!」(=123乾杯!!)「một trăm phần trăm!!!」(=一気飲みの意)の嵐です。冗談抜きで10分に1回くらい乾杯している気がします。
「社員旅行」も凄まじいらしく、社員旅行のために働いていると言っても過言ではないとか。流石に言い過ぎだろとか思いますが、満更でもないっぽいです。クラスメイトに社員旅行の話を、ランチしながら全行程聞いたことがあります。どうやら、基本的に「みんなで遊ぶ」or「お酒を飲む」らしいです。旅行には社員の家族とかパートナーとかも普通にたくさん来てて、総勢100名超えることも普通にあるとか。
一番衝撃だったのは、夜も更けた頃にみんなで手を繋いでキャンプファイアーをしていた映像を見たときでした。あれはすごい。どれも本物でした、、、
日本も昭和の時代には伊豆や熱海の温泉旅館で大宴会していたとか聞いたことあるので、それに近いのかなと思いました。
昨今の日本だと、「その飲み会は残業代出るんですか?」「休日のイベントにどうして参加しないといけないんですか?」などようなセリフを聞きますが、微塵もそんなことを感じさせずにただ応援しに来ている人も多数いてびっくりしました。

④ルールが曖昧なところ?
結構グレーなのですが、引き合いに出す事例で言えば、昭和って飲酒運転しても厳罰にはならなかったり、ゴールデンタイムに成人対象の映像が流れたり、連絡網にみんなの家の電話番号載っていたりとか、、、
その辺は今考えれば、法律も然り、ルールマナーも然り、ある程度緩かった時代があったと思うんですよ。
ベトナムが今出した事例が当てはまるわけではないのですが…
例えば、ベトナムでは、歩道にもたくさんのバイクが走っていたり、バイクが一方通行を逆走していたり、タバコが割とどこでも吸えたり、バスで大声で電話していたり、朝から晩まで爆音のカラオケが聞こえてきたり、、、
僕は今でこそ「あ、そういう文化なんだ」くらいですが、最初は結構びっくりしました。

そもそも、ルールが存在するのか知りませんし、あったとしてもどんなルールなのかは分かりませんが、みんな基本的に自由です。
ベトナムもいつかは厳格化されていくのかはたまた、、、
あとはルールのところはハノイ中心にベトナム北部と南部はかなり違うんじゃないかなと気になっています。

後は何となくですが、「ベトナム人が笑いながら、日々前に進みながら、幸せそうに暮らしていることそれ自体」に昭和っぽさを感じているのかもしれないなと思いました。

今回も思いついたものを気ままに書きました。
実際にどうかは是非ベトナムに来て感じてみてください。
では!
Hẹn gặp lại!

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