わたし的動物愛護論。
"生態系サービスって言葉、あんまり好きじゃないんだよね。"
高校の生物の授業で先生が言った。
※生態系サービス
人類が生態系から得ている利益。淡水・食料・燃料などの供給サービス、気候・大気成分・生物数などの調整サービス、精神的充足やレクリエーション機会の提供などの文化的サービス、酸素の生成・土壌形成・栄養や水の循環などの基盤サービスがある。生態系サービスは生物多様性によって支えられている。(コトバンクより引用)
目の前の教科書に載っているまあまあ重要なワードを生物教師が否定したもんだからよく覚えている。
でもこのとき私は、驚いたというより興奮していた。
私も同じく違和感を持っていたからだ。
授業後先生のもとに駆け寄って…なんてことはできない性格だったが、そのくらい嬉しかった。
これは私の主観。
私たち人間が、地球上の生物、環境なくして生きられないことは事実。「生態系サービス」はそれを端的に表せる重要なワードだと思う。
ただ、私たちは「生態系に支えられている」から「生態系を守る」のだろうか。
恩返しのつもりで守るのだろうか。
向こうは人間のためだなんてこれっぽっちも思っていないのに笑
守るならもっと純粋に、
目の前の生き物がいなくなってほしくないから
この自然がずっと続いてほしいから
そういう理由で守りたい。
利害関係でしか動けないなんて窮屈な生き方はしたくない。
動物からこんなに愛をもらっているんだから守らなきゃ、と、利害で説明した方が納得させやすいかもしれない。
でも、義務感で自然保護や動物愛護をやられてもなあ。
それ、自分を苦しめてまでやることなのか?と思ってしまうエセ動物愛護者です笑
自分の幸福は一番で良いと思う。
それでもし、自然や動物を気にかけることが自分のQOL向上にも繋がると思えたのであれば、ぜひ一緒にやっていこうと思う。
だから私は、
生き物守らなきゃ!と叫ぶのではなく、
思わず生き物を愛したくなちゃうきっかけをつくりたいのである。