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とりとめのない雑記

11月8日
私はどこかの小さな島に流れ着いた。
漁をしていた部族の人たちに助けられる。
村へと案内され、水と食料を与えてもらう。
部族の長老曰く、私がここにやってくることは皆知っていて、決まっていたことらしい。
今日はビーバームーンという満月で儀式を行う日だそう。
私は部族の儀式に参加するためにここに辿り着いたのだと長老は言う。

ジャングルの奥には島で一番高い丘がある。死者の丘と呼ばれている。
その場所に立つと、島を取り囲む見渡す限りの海が一望できる。

満月の夜、死者の丘で踊りあかす。そうして死者と語らうと代々部族に伝わっている。
私は長老に習い、呪文を唱えながら踊り続けた。
種田山頭火を思いながら。
延々と人づてにまわってくるお酒は舌が痺れるほどに甘い。ぬるいのに喉が焼けるように熱い。どろどろとした物体が食道を通り胃へと落ちていく。
打楽器を打ち鳴らすその音が空気を震わし、腹の底に響く。
目も頭も体もぐらぐらする。
踊る部族は彼らなのか私なのか。
呪文の声は渦のようにまとまり、空へとうねり上がりひとつになる。
月が白く輝いている。




・・・その満月がこちらです。



絵のYouTubeを見ながら描いてみましたが、全然海にならなくて、難しいです。

書いた創作短編を投稿したいのに、合わせる画像に何日もずっと悩んでいて、もう描いちゃおう!
と思ったので描いています。
でもなんか違う(笑)けどいっか!




儀式を終えた次の日、島に小さな飛行機が不時着しました。
操縦士の名前はサン・テグジュペリと言うそうで、エンジンを直すためしばらくこの島にいると言っていました。

長老は彼が来ることも分かっていたそうです。
「巡り合わせとは宿命のこと。」と言っていました。

サン・テグジュペリは私に変な帽子のような絵を見せてきて
「この絵どう思う?」
と聞いてきました。
私はなんと答えたでしょう。ご想像にお任せします。


いずれ種田山頭火とサンテグジュペリの作品の朗読をしたいな。したくてしょうがないです。まだへたっぴ過ぎるので練習大切です。

それではよい夜を!
どうしよう寝る前に読まれた方が今夜変な夢見ちゃったら。
部族の躍りの夢とか。

躍り、楽しんでくださいね♪


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ゆき
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