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自邸スペックの紹介

みなさんこんにちは。
息吹木の家の大本です。

本noteを作成するにあたり、自邸のスペックのご紹介をさせてください。

自邸スペック


  • 入居人数:3人家族 夫婦・こども1人

  • 延べ床面積:住居部分 119.25㎡ 36.07坪

  • Ua値:断熱性能 0.4

  • C値:気密性能 0.5

  • 換気システム:壁付け第一種換気 エアセーブ

  • ηAH:暖房期の平均日射取得率 2.3

  • ηAc:冷房期の平均日射取得率 1.3

  • 冷暖房方式:冷房用 2階寝室 エアコン2.5kW 1台
          暖房用 1階床下エアコン 2.2kW 1台


設計で心掛けたこと

建築地は岡山県赤磐市という、岡山県の中でも南の方に位置し、地域区分も6地域と温暖地。ご縁あって、南側の景色が開けた、とてものどかな田園風景が望める土地を購入させていただきました。

設計段階で悩んだことがいくつかあるのですが、そのひとつには、断熱性能、Ua値を上げることばかりを考えず、土地の魅力を生かした設計にすること。

どういうことかというと、例えば、断熱性能だけにこだわれば、東や西、北の窓は小さく、少なく設計する方が外皮性能がよくなる。
南の窓は日射取得をするために大きく開き、その窓は樹脂窓でできればトリプルガラスの日射取得型のクリアガラスを使うなど。

息吹木の家が昔から続けている、高気密高断熱住宅ということもあり、このあたりは熟知しているつもりなのですが、本当の気持ちよさ、快適性がそれだけで得られるのかどうか。(温湿度間での快適性は断熱性を上げれば上げるほど優位になるのはホームズ君や実測でわかっているつもりです)

ここ、とてもとても悩みました。
ただ、前述した通り、地域柄6地域(温暖地)が建築地ということ、土地の特性としてある程度の日照が期待できることを踏まえ、決めたのが、断熱性は必要だけど、ある程度にして、景色を殺さない家づくりをしたい、木製サッシなどをつかい、窓をあければ豊かな景色とつながることのできるリビングにしたい、その南の窓から日射取得を最大化して、ハニカムサーモスクリーンなど断熱カーテンを活用し、パッシブな暮らしをしようということでした。

誤解していただきたくないのが、決して断熱がいらないと言っているわけではないということ。
断熱・気密は必須です。
ただ、例えば南の木製窓をAPW431の樹脂サッシに変更すると自邸の性能はUa値0.36になる。その代わり、引き込んだり、nAHも2.0を切るので、自邸の場合はそこを慎重に吟味し、Ua値0.4になっても、生活感や日射取得の最大化に動いたという話。
しつこいですが、断熱・気密性能は必須です。

そんな、日射取得の最大化に動いた我が家。
この冬、電気台は高騰と続け、昼間の電気は燃料調整費や再エネ賦課金を含めると50円の時代に突入。
そんな電気代高騰の中、床下エアコン1台と日射取得の最大化で、この断熱気密性能の家の実測値やリアルな光熱費をお伝えしたいと思います。

この室温を暖かいと思うか、寒いと思うかは見ていただいた読者さんの感覚次第。決して、自邸がすごいでしょとか、光熱費が安いでしょとか。そういった趣旨で書いていくつもりがないことをご理解いただけるとありがたいです。

私の目的としては、これから家を建てる方、建てた方、リフォームを考えている方に向けて、暮らしの工夫や、温度管理の方法で、いろんなことができるんだな、これから家づくりを始めるにあたっての指標のようなものになればという願いがあります。

まだまだNoteに不慣れなので乱文が続くかと思いますが、お付き合いいただけるとありがたいです。



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