患者さんは一生診れるわけではない
今回セミナーを受講して一番心に残った言葉です。
開業を志す僕にとって当然のように思っていたことがあります。
「通ってくれる、患者さんに対して、生涯その患者さんのお口の健康をサポートしていく。」
35歳で開業したとすると、
70歳まで続けられたとしても、患者さんを診れる期間は35年です。
開業年に0歳の子が来てくれたとして、その子を診れるのは35歳までなのです。
それ以降はその子を診れません。
仮に70歳の人が開業年に来てくれて、そこから通ってくれたとして35年
経てば105歳です。
果たしてその年齢になっても、通院して頂く事ができるのでしょうか。
施設に入ったとしたら、そこの施設の提携の歯科医院があれば、通常はそこの先生にバトンタッチすることになります。
たとえ開業したとしても、一生患者さんを診ることは出来ないのです。
当たり前の事実ですが、すごく納得感のある言葉でした。
日々の臨床で、恥じることの無い医療を提供し続けるしかないと思いました。
改めてそう思えた言葉と出会えて良かったです。