フロービジネスとストックビジネス
ビジネスの形態にフロービジネスとストックビジネスという考えがあります。
フロービジネスとは
顧客がどんどん変化していくビジネス形態で、売り手としては常に新規の顧客獲得を目指します。
一方でストックビジネスとは
既存の顧客に着目し、既存の顧客の継続化を図ります。
現在はストックビジネスが注目されています。
なぜか?
日本の人口が減少傾向にあるからです。
この流れが劇的に変化する事は無いと思います。
つまり市場のパイの数が減少するので、新規顧客と獲得するのはどんどん難しくなります。
最近、サブスクリプションモデルが注目されているのもその流れの1つだと思います。
歯科という分野において、このストックビジネスとの相性はかなり良いと考えています。
(医療をビジネスと考える事は賛否があると思いますが、医院の経済的な力無しに良い医療は提供できないと思いますので、僕は大切と考えています。)
なぜか?
「定期的に歯科医院に受診する事が、将来の残存歯数に影響をを及ぼす」
という事が証明されているからです。
根拠論文となるのは、アクセルソン氏らによって2004年に発表された論文です。
「定期的な歯科医院受診」
これが歯科医院にとってはストックビジネスとなります。
医院側としては継続患者さんを増やす取り組みを考える必要があると思います。
その事が、患者さんの為になり、医院の為になり、しいてはその地域の社会全体の為になると確信しております。
まさに近江職人の「三方良し」の考えだと思います。