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#18 アメリカ旅行記(New York編)
1.NY滞在1日目
飛行機が遅れたこと、そしてユナイテッド航空の杜撰な対応によって散々な目にはあったもののなんとか半日遅れでニューヨークへ到着した。NY1日目、といってもJFK空港からホテルへとなんとか移動し、夕食を取り疲れていたためすぐ寝てしまったというのが実情だ。JFKからホテルへは当初電車での移動を考えていたが完全に電車がストップしてしまっていたために乗り換え駅で改札を出てUberを拾うこととなった。宿泊したのはブルックリンだったのだが、Uberの車内から見えた少しずつ近づくマンハッタンの夜景は美しかった。ホテル到着後はチェックインを済ませ、近所にあったPopye'sというフライドチキンチェーンに夕食を買いに向かったのだが、そのPopye'sのチキン、これが物凄くうまいのだ。某K○Cの比じゃないレベルで美味しいフライドチキンに出会ってしまった。日本には米軍基地内にしか存在しないとのことでできれば市中にも進出してほしいものだ。
2.NY滞在2日目
ホテルでゆっくりと休んだことで2日目からはもう少し活動できるようになっていた。初めて乗るニューヨークの地下鉄の正直な感想は臭いな、というものだった。その他にもなんだか薄暗く、お世辞にもきれいとは言えない駅とボロい電車、あってないような時刻表、という感じでどれだけ日本の鉄道が高品質なのかを思い知らされたのであった。とは言え異国情緒という点でニューヨークの地下鉄というものを一生に1回でも経験できたのは良かったのではないかと感じる。また2日目はブルックリン・ブリッジも徒歩で渡ることができた。木板でできた床からはちょっとしたスリルを、重厚でレトロな橋脚からは歴史を感じられる。遠くに自由の女神を望みつつマンハッタンへ自分の足で上陸するという体験もまた素晴らしいものであったと言えるだろう。
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3.NY滞在3日目
3日目はマンハッタンの中でも最も栄えているであろうタイムズスクエア・セントラルパーク周辺へ足を運んだ。タイムズスクエアはもう想像通り、といった雰囲気で様々な人種が入り混じる世界の交差点といった様相を呈していた。
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タイムズスクエアに面して様々な店が軒を連ねるが、その中でも凄いと感じたのはリーバイスとディズニーストアだ。どちらも日本最大級の店舗に行ったことがあるが、それをはるかに凌ぐ巨大な店舗に圧倒的な物量の商品が並び、ニューヨーク限定商品まで用意されていた。「これがニューヨークか」と思わされる瞬間である。
お土産なども買い、タイムズスクエアを満喫した後、セントラルパークへ向かった。セントラルパークで特筆すべき点と言えばまずはリスの存在だろう。セントラルパークには可愛いリスが生息しており、餌付けのせいか人馴れしているので至近距離で観察することができる。
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またセントラルパークには隣接するダコタハウスというアパートに住んでいたジョン・レノンを記念し、彼の曲から名付けられた「ストロベリー・フィールズ」という区画がある。何を隠そうジョン・レノンの大ファンである私にとってここを訪れることは長年の願いであった。イマジン・モザイクという有名な記念モザイクが地面にはめ込まれ、ダコタハウスと合わせジョン・レノンがこの地に暮らした足跡を感じられた。
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私がこのニューヨーク滞在で行きたかった場所の1つであるラルフローレンの旗艦店にも訪れることができた。表参道の日本旗艦店も美しいお店だが、ここは一味違い、なんとメンズのみで建物を1つ丸ごと使い向かいにウィメンズの建物があるという贅沢極まりない店舗であり、ラルフローレンというブランドに息づく、服だけではなく生活のスタイルそのものへのフィロソフィが存分に感じられる空間であった。
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そしてこの日の目玉イベントは何と言っても「オペラ座の怪人」の鑑賞だ。「オペラ座の怪人」が上演されるマジェスティック・シアターは1927年から続く歴史ある劇場であり、建物に入った瞬間からその歴史ある雰囲気を味わうことができる。豪勢なシャンデリアに凝った壁面彫刻、天井にまで施された装飾は日本の劇場では味わえない素晴らしいものであった。
肝心の「オペラ座の怪人」そのものも劇場の雰囲気も相まってか圧倒的な没入感の中で見ることができた。派手な演出と素晴らしい歌と踊り、アメリカの生み出したミュージカルというカルチャーを存分に味わうことができた。
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4.NY滞在4日目
4日目は前日が少しアクティブだったこともあってスローペースな1日となった。日本入国に必要であった出国72時間前のCovid検査を受け、その後はロウワーマンハッタンへ向かい、ツインタワーの跡地や自由の女神の見える公園などを巡り、ブルックリンへ戻り古着屋などを見つつ過ごした。
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しかしここで事件が起きる。私を除いた同行者2人が検査で陽性と出てしまったのだ。これでは帰れん、ということでなんとか領事館等に連絡し、一旦翌日にもう一度検査をするということになった
5.NY滞在5日目
翌日、ただ一人陰性であった私は簡易検査キットやら自分の陰性証明書やらを手に入れるため1人ニューヨークの街へ出かけることとなった。久しぶりの1人の時間ということで少し変な気分ではあったがそれはそれで今考えればよい経験であったなと思う。せっかくマンハッタンのど真ん中に来たのに直帰はアホらしいな、と感じたため目に入った靴磨き屋に入って靴を磨いてもらうことにした。クラシックな靴磨き屋の雰囲気と店を切り盛りする女将さんと奥で作業する職人、という組み合わせはなんとも言えないノスタルジーを醸し出していた。
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その後ホテルへ戻り簡易検査キットで検査したところ2人とも陰性、続いてもう一度受けたPCR検査でも陰性となったことで無事日本へ全員揃って帰国できることとなった。
6.NY滞在6日目
ニューヨーク最終日は日曜日ということで教会へ行ってみることにした。訪れたのはマンハッタンにあるジョン・ストリート教会というメソジスト系の教会で、ニューヨークでも歴史ある教会の1つだという。その長い歴史を感じさせる荘厳な礼拝堂はこれもまた日本ではなかなか見られない美しい建築だと感じた。
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礼拝後は再びブルックリンのあるロングアイランドへ渡り、古着屋などのある地域へ行くことにした。マンハッタンの摩天楼とはまた違ったニューヨークの雰囲気を感じることができ、グリーンの特徴的な高架線などニューヨークらしい風景とも出会えた素晴らしい時間であった。
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夜には飛行機に乗るためその後はJFK空港まで移動し、ニューヨークでの日々は終わりを告げた。
筆者:吉本伊吹
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