#22 【服コラム】2022年秋冬に欲しいアイテム5選
1.カシミアマフラー(SHIPS)
冬の寒さを乗り切るための必需品、マフラー。筆者も毎年お世話になっているアイテムだが、ウールのものだと首周りの感覚が過敏なためチクチクしてなんだか居心地が悪い。そこで登場する素材がカシミアだ。カシミアというと高級素材であり、値の張るものが多いのも事実だ。しかしこのアイテムはカシミア100%の贅沢な素材でありながら14,960円とかなりお手頃。原料費や輸送コストが高騰している今、この値段でカシミアマフラーを買えるのは今季までの可能性も十分にあると考えると2022年のうちに手に入れるのが得策だろう。
2.ハリスツイード バルカラー コート(BEAMS PLUS)
2021年秋冬からBEAMS PLUSで展開されているハリスツイードのコートはクラシックな着こなしで寒さを乗り切るためにはぴったりのアイテムだ。セレクトショップオリジナルのアイテムだからかブランドものよりもお手頃な価格でハリスツイードを贅沢に使用した質の良いコートを手に入れることのできるという点も素晴らしい。ラグランスリーブなどクラシックなディテールを現代向けに修正を加えた、是非購入したいアイテムだ。
3.ケーブルニット コットン セーター(Polo Ralph Lauren)
ラルフローレンで毎年定番としてラインアップされているケーブルニットセーター。グレーのものを既に所有しているが、その品質の良さとシンプルで飽きのこないクラシックなデザインは私のお気に入りだ。ケーブル模様のサイズ・間隔なども大きすぎず小さすぎず、絶妙なバランスで構成されており、1度購入すれば長く楽しめるタイムレスなアイテムと言えるだろう。
4.12ゲージ Vネック ニットベスト(ALAN PAINE/SHIPS)
シンプルかつベーシックなウールのニットベスト。案外このような正統派なアイテムを見つけることは難しく、定番ど真ん中といったデザインは秀逸だ。カラーバリエーションも豊富でダークブルー/チャコールグレー/イエロー/グリーンから選ぶことができる。そのどれも絶妙な色味でクラシック回帰のトレンドにマッチした着こなしを実現してくれるアイテムと言えるだろう。
5.フランネル・シャツ(L.L.Bean)
ブラックウォッチやドレスゴードンといったオーセンティックなタータンをあしらったコットンフランネルシャツは秋冬の定番アイテムだ。素朴で飾らない雰囲気を持つアメリカらしいボタンダウンで、はデニムやチノパンなどのアメリカンなアイテムにも合わせやすく、カジュアルでありながら上品さを保つことができる。アウトドア系ブランドが続々とファッション化していく中であくまでアウトドアシーンを想定した本物の美しさはL.L.Beanをはじめとした数少ないブランドにしかなし得ない業だろう。
筆者:吉本伊吹
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