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#4 【商品レビュー】REGAL/タッセルローファー

1.新しい靴がほしい

 3月に入り急に気温が上がりなんだかブーツを履くような気分ではなくなってしまった。これから来る暖かい/暑い季節に向けた靴は絶対に手に入れなくてはならない。ここはやはりタッセルローファーを買うしかないだろう、というわけでさる2022年3月14日、最近何度かお世話になっている西武百貨店渋谷店へ向かった。

2.購入

 Ray Banも買ってしまい、5万を超えるような靴は予算的にNGだな、とも思うものの安いセメント靴(接着剤で靴底を固定した靴)を買うわけにもいかない。グッドイヤーウェルト製法(縫い合わせることで靴底を固定する製法)の靴で安価なものと言えば最近有名なのはスペインのブランドであるBerwick社のものであろう。しかし1度試着してみた経験からすれば私個人の足には型が合わなかったのでここはやはり日本の靴、REGALを第1候補とすることにした。
 西武渋谷のメンズ服飾フロアは落ち着いた雰囲気でとても気に入っている。高級靴からREGALのような国産靴までを扱っている靴売り場もまたシックな雰囲気だ。靴は何より試着が大切である。やはり足に合わなければ履かなくなってしまうのでそれでは勿体ない。ついにREGALのタッセルローファーに足を入れる。分かっていたことだが私の足とREGALの木型は相性が良く、変に当たったり踵が抜けてしまうことも殆どなく、本当にぴったりだった。値段は28,600円、コスパを取ってもクオリティを取っても私の希望に沿ったものだ。しかし焦りは禁物、一旦頭を冷やそうということで1週間の取り置きをお願いした。
 1週間悩んだがやはりこれは買うしかない。REGALの価格改定が4月に迫っているということもあり、今こそ買うべき時であると判断したためだ。そして再び西武渋谷へ向かう。最後にもう一度試着してみてやはりサイズ感もぴったりであり、購入することにした。

3.レビュー

全体

 帰宅してまずはプレメンテナンス。恐らく工場で塗られたであろう何かしらのクリーム等を除去し、新しいクリームを塗り、ワックスで少し光らせた。そこで気づいたことが1つある。コバの面取りがなされているのだ。このような丁寧な仕事で作られた製品をこの値段で出せるというのは実に驚くべきことである。

丁寧なコバの面取り

何度も書いているがとにかく私の足型に合った靴なので履いていてストレスなどはほぼ感じず、靴擦れや指が当たるといったことは殆どない。革質は最上級のものというわけではないのだろうがちゃんとした上質なものだ。アメリカ製、ヨーロッパ製でこのクオリティの靴を買うとすれば5万円以上は見積もらないといけないだろう。靴底はゴム底ではあるもののあまり目立つようなデザインではなく、一見すればレザーソール、しかし機能性も併せ持つというものとなっている。

靴底

4.まとめ

 やはり革靴というとアメリカやイギリス、イタリアといった国のものが有名だが日本の製靴業界も侮ってはならない。丁寧さやコスパという面でかなり評価できるものであり、是非世界にも広がってほしい日本製品の一つであろう。日本の足元を守ってきたブランドと言っても過言ではないREGALだがこれからもその地位を失うことはないと言えるとても良い靴を手に入れたと感じている。

5.おまけ

 ローファーということで裸足風に見せて履きたいと思いGUでフットカバーを購入してみたが私の足には合わなかったようですぐに脱げてしまった。足に合う人ももちろんいるのだろうがもう少し様々なメーカーのものを試してみなければならないのかもしれない。

筆者:吉本伊吹

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