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新星急報社さんの『推し』を身に纏う。それがおれを強くする。

※あてんしょん※
現在公開中の映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』とTVドラマ版『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』の最新EP(6話)のネタバレを自然に含んでおります。気になる方はご注意ください。また画像は公式様の画像を色々使わせてもらっております。
またこの文章は『ちさまひちさ』というCPにトチ狂ったオタクが書いております。CP的概念が大爆発しているので、苦手な方は閲覧をお控えください。


無いのなら、作ってみせよう、おれの推し。



その意志で毎日を生きている限界オタクにとって、
『推しの概念』というものはそれこそ『なんぼあってもいい』ものである。
推しの色を見るだけでもなにせ情緒がおかしくなって仕方がないのだ。草木国土悉皆推しカプ、という、まともな人間が聞いたら逆上しかねない認識を持って、おれは日々推しや推しカプに狂わされながら生きている。ここ最近推しカクテルやら推し香水やらが市民権を得る中で、おれたち限界オタクは自分たちの足元を見られているという恐怖感はありながらも、『推し』を具現化させるという行為に情熱を注いできた。

だってしょうがないですか。
推しはなんぼあってもいいですからね。もっとください(強欲)


特におれは公式からの供給が一切途絶えたジャンルのオタクである。公式からのデカい供給は、はっきり言えば多分今後はないだろう。天地がひっくり返らない限り。
ゆえにおれは『自給自足』を覚えた。『供給が無ければ自分で作れ』のモットーの下に、ドールやら推し香水やら様々な概念を作っては、そのたびにキャッキャッと子供のようにはしゃいでいた。しまいには仕事の海外出張にもドールを連れて行っていた。潤也さんごらんこれがアメリカだよと。ドール片手に写真撮影に勤しむ日本人観光客を観て、アメリカの現地の皆様はきっとこう思われていたことだろう。
この日本人、もはや末期である、と。

出張先の米国でハンバーガーのデカさに圧倒される推し。

そんなおれは様々な『推しの概念』を作ってきたわけなのだが。
これまでで一番好きな『概念』づくりは何だったかと問われれば、その答えはとっくの昔に決まっている。

すなわち、『推しの概念アクセ』である。


おれは公式からグッズなんて恐らく永遠に出ないであろう『推し』の形を求めて、『概念をアクセサリーという実体に落とし込んでくれる』という最高のアクセサリー屋さんである、新星急報社さんにだいぶお世話になっている。怪文書は書いていないが同じ推しのイメージでネックレスも、イヤリングも、チェーンリングも形にしてもらった。毎回毎回、おれの拙い怪文書および萌え語りから様々な要素をくみ取ってくださり、おれの『推し』を様々な形で実体化させてくれている新星急報社さんには本当に頭が上がらない。今後ともよろしくお願いします。
新星急報社さんは不定期にセールとかもやってるので、気になる人は公式サイトやついったーくんを覗いてみるといい。思わぬ発見があるかもしれない。(ダイマ)


こちらのイヤリング以外はすべてオーダーメイドである。
無論、イメージしたのは『推し』である。

すなわち減っていくお金には目を瞑りつつ何かあるたびに推しの概念アクセを作り続けてきたおれは、もちろん、新星急報社さんのオーダー会が開催されるとなれば速攻で申し込んでいた。
2024年9月。10月におれの地元である大阪での対面オーダー会が決定し、おれはその時も意気揚々とオーダー会に申し込む。今回も無事に枠を確保し、さぁ今度は何の概念を作ろうかと考えていたものの。

その僅か一ヶ月の間で。
無事におれの頭は、『深川まひろ』というおんな一色に染め上げられてしまったのである。


この横顔の気高さだけで『しんどい』となる。

深川まひろ。映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの主人公の一人であり、とてつもなく不器用で可愛くてとても強くてかっこいい、おれが三次元で久々に魂の変なところに刺さってしまったおんなである。たたかうおんなはうつくしい、という性癖がおれの中に根付いてしまったきっかけでもあり、彼女に導かれるままにおれは中の人にもとてつもなく沼ってしまった。伊澤彩織さんを全人類よろしくお願いします。世界で一番かっこよくてかわいい女の人です。(おれは伊澤彩織さんの過激派オタクであった)三次元でこんだけ沼ったのJオタやってた時以来だぁ……(白目)

それにさらにおれが『深川まひろ』という存在に狂わされる、とどめの一撃となったのが。現在放送中のいわゆる『ドラマ版』、「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」と。現在公開中のシリーズ最新作、「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」である。

↓おれが「ナイスデイズ」を観た結果発狂して書き散らかした怪文書である。ひたすらおれが宇ち多゛の梅割りより濃厚なちさまひちさを浴びてしまったショックのあまり発狂しているだけの文章になってしまった。反省はしていない。

深川まひろ、という愛おしくて強くて尊い存在が。
シリーズが拡大していくうちに、どんどん違った魅力や側面を見せてきていると。おれは「ナイスデイズ」の複数回おかわり(現状で3回おかわりしている。自己最多記録まであと4回)と「エブリデイ!」の直近の展開を経て、そう感じ取っていた。

ならば、『この瞬間』のまひろさんも、どうにかして形にせねばなるまい。
晴天の大阪、日本橋。おれは「ナイスデイズ」「エブリデイ!」を浴びる前に新星急報社さんに作ってもらった、『深川まひろ概念ブレスレット』を身に纏い。心の中のSIG SAUER P226の弾を抜きつつも、対面オーダー会という機会に臨むことになったのである。

「ナイスデイズ」「エブリデイ!」前に作られた概念。

おれが「ナイスデイズ」と直近の「エブリデイ!」で感じ取ったのは、『深川まひろ』というおんなが、少しずつ成長し、それゆえにどこか『不安定さ』も感じさせている、ということだった。
もちろんまひろさんは最強だし、血に塗れながら金髪を靡かせて闘うまひろさんはとてつもなくイケメンだし、ちさとの前で見せる笑顔はとてつもなく可愛い。一刻も早く伊澤彩織さんは人間国宝に指定されるべきだと、おれはそう思っている。(過激派)
だけど、まひろさんの中では何かが変わり始めている。少なくともおれは「ナイスデイズ」「エブリデイ!」を観てきて、そう感じていた。
『夏』と『冬』、自分たちの目の前で過ぎ去ったふたつの季節に煽られて。美しくも不器用で気高い戦乙女に、確かな変革の時が訪れている。おれはゆえに今後の「エブリデイ!」後半戦が、とても楽しみであると同時に、少しだけ怖くて、仕方がない。

幸運なことに、新星急報社さんは既に、『おれが元々抱いていた、深川まひろというおんなのイメージ』を知っている。何故なら一度概念ブレスレットを作ってもらっているからである。2回目を作るのはこれだからいいのだ。元々のイメージの深掘りということで、更に深く、細かくキャラクターの深部まで掘り進めることができる。
だからおれは、こうお願いした。
「ナイスデイズ」「エブリデイ!」でおれが新しく見いだした彼女の部分を。そして「ナイスデイズ」で一層強固なものとなった『ちさまひ』の繋がりを。アクセサリーに落とし込んでくれませんか、と。

そして、今回もおれの情緒は、破壊された。


今回おれが手にした、まひろさんの概念である。

今回おれが作成してもらったのは、チェーンリングとネックレスの2点セット。既存のまひろさん概念ブレスレットとセットでつけたいという趣旨は伝えながらも、おれが「ナイスデイズ」「エブリデイ!」後に新しく抱いた印象を混ぜ込んで、作ってもらったまひろさんの『概念』である。

チェーンリングは完全に『ちさまひ』概念となった。これだけでちさまひのオタクであるおれ、無事に内心で『あぁぁぁぁぁぁ!!!!わぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(発狂)』する羽目に。おれはぜんぜん普通だy(息をするかのように脱線するオタク)
まひろさんの色である『金』の鎖に、2つだけ大きなチェーンを間に入れて。言わずもがな『まひろとちさと』である。
チェーンの合間合間に入れられた天然石は、それぞれ人工のルビーと黒耀石、そしてスピネル。人工ルビーの『2人が望んだ、2人によって築かれた関係性』という解釈を聞いた瞬間に、おれの情緒は半分以上吹き飛んでいた。ちさまひあまりにもてぇてぇがすぎるいい加減にしろ(褒め言葉)。
黒耀石も新星急報社さんのオーダーではお馴染み、太古より武器や祭具として使われた真っ黒いもの。彼女らが決して、堅気の人間ではないという事実を、刻みつけるように煌めく小さな『黒』。ちさまひふたりを示すふたつのチェーンの側に、このルビーと黒耀石が添えられているという事実だけで、おれというちさまひちさ限界オタクは意識が飛びそうになっていた。おれは情緒クソザコオタクです。(白目)
スピネルも前回(潤也さんの)概念でお馴染み。黒く鋭い『棘』であり、まひろさんの目の色であり、ちさとさんのイメージカラーでもあり、そして『心に突き刺さって離れてはくれないもの』。
おれはこの解釈を聴いた瞬間に、心の中で『ァァアァァァ!!!!ちさまひ!!!!ちさまひ!!!!!』と半分高速ヘドバンしていたわけだったのだが(注:おれはちさまひちさの関係性に頭をおかしくされたオタクです)。家に帰って少し冷静になってみると、また別の要素も入り込んでるような気がして。

おれ「待てよ……???」
おれ「まひろさんの心に突き刺さって、離れないものってさ……」
おれ「ちさとさん以外にもさぁ………夏目さんとか、かえでくんとかも含まれてる気がしない………?????(白目)」



『夏』と『冬』。正反対の季節を名に冠する、彼女たちという大神の娘ヴァルキュリアによって天上宮殿ヴァルハラへと導かれた、ふたりのおとこたち。
その存在すらそこに感じ取ってしまったおれは、改めて頭を抱えて悶絶してしまう羽目となったのであった。間違いなくもはや末期である。

チェーンリング拡大。見えるかな。

チェーンリングの先には、オレンジめいたジルコンと金色の円形のプレートを添えて。眩い光と、金色の丸いもの。『わたしの太陽』をイメージしてこのパーツを選定していただいたというわけで。ちさまひほんっっとうにてぇてぇなぁ……(白目)


ネックレスもこれまた、今のおれの中の『まひろさん』及び『ちさまひ』感が出たものとなっていた。
メインパーツは金色の大ぶりなチェーン。物凄い存在感がありながらも、持ち上げてみるととても軽くてしゃらしゃらといい音がする。まひろさんの『見た目』と『中身』の違いを示す、まさに『脳ある鷹隠すイミテーション』という歌詞が染みてくる。
てかほんとに『あいきるゆぅ』、ちさまひちさのイメージソングとしてあまりにも完璧すぎるので情緒によろしくない。『この音が精神安定剤』とか『あなたとの時間が ああ生きる理由』とか。『らぐなろっく』と肩を並べる完全な『ちさまひちさ』そのものである。
「ナイスデイズ」初見鑑賞後、半ば呆然としながら音楽プレイヤーを起動し、『らぐなろっく』『あいきるゆぅ』を連続で聴いたおれは、ただ泣いていた。嗚咽していた。それほどに『あいきるゆぅ』は、ちさまひちさの民への、致命的な一撃だ。(脱線事故)

また脱線してしまった。これだから限界オタクはいけない。
その金色のチェーンの先端には、2つの、同じ金色に光る、不安定にくるくると回る輪っか。
冬と夏、2つの季節を持つおとこたちを天上宮殿ヴァルハラへと導いた戦乙女ヴァルキュリア、その中で揺らぎ始めた彼女の在り方の不安定さを。その上でしっかりと、ガンメタの鎖が繋ぎ止める。
前回のまひろさん概念ブレスレットでも『ちさとさん』の象徴だった。彼女という鎖が、深川まひろというおんなを、不安定になろうとも現世に繋ぎ止めてくれている。ちさとさんがいるからこそ、まひろさんは何回だって立ち上がれる。強くなれる。
「まひろさんがちさとさんによって『繋がれている』『吊りあげられている』」という新星急報社さんの解釈を聴いた瞬間に、おれの頭の中は「ァァァァァァァァ!!!!!!わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(大発狂)」とえらいことになっていた。おれはぜんぜん普通だよ。(遅ればせながらノルマ達成)

背中に回るアジャスター部分は、シンプルな前面とは対照的に、おれが入れたい『まひろさん』イメージをこれでもかと詰め込んで。
ブレスレットでも入れてもらった血しぶきのようなガーネット。真っ黒なガラスビーズはまひろさんの黒黒とした瞳、下に平たく歪な形のオニキスを入れてまひろさんの『不安定さ』を表現してもらうという。どうしてもこの『真っ黒』と血の赤だけは譲れなかったんだ。おれは伊澤彩織女史が顔面を血の赤に汚すのがとても大好きです(あほ)
いや本当に「ナイスデイズ」におけるまひろさんとかえでくんのラストバウト、本当に本当に大好きで………あの名乗りの瞬間が本当にどちゃくそ美しくて気高くて切なくてほんと情緒がめっちゃくちゃになって………(嗚咽)2人が本当に、白馬に跨って鎧を纏いながら、決闘を前に兜を脱ぎ捨てる騎士にしか見えなくて大好きなんですよ…………しゅき……………(末期)(またもや大いに脱線する限界オタク)

本当に『神聖な儀式』の如く感じる、ラストバウト。


脱線した。(ここでようやく気付くあほ)(今回あまりにも脱線が多すぎませんか?)(セルフツッコミ)
アジャスター自身も少し長めに、流れるような金色のチェーンに、先端に鮮血の色をした赤色の雫を添えて。ここはおれの性癖も詰め込んでもらったのですほんとうに申し訳ない。
まひろさんが流す血でもあり、あの場面で、ちさとさんが流した血の雫でもあって。彼女の端正な顔を汚す、魂の片割れから流れ落ちる血……………(嗚咽)朱に塗れたさおりさんとてもかっこよくてえっちなのに………毎回ちさとさんという太陽であり恒星の焔に頭を灼かれてえぐえぐ嗚咽する羽目になるあのシーン………………しゅきだけどしんどぃ…………(白目)(また言ってるよこいつ)

……ともかく。(セルフツッコミは断念)
おれは明日、この2つの概念と前回の概念を纏って、おかわりナイスデイズ(4回目)をキメてきます。
そう断言できるほどには、相変わらず新星急報社さんのアクセサリーは『ヤバかった』。おれたちの熱情や愛情やある意味ではよろしくない感情でさえも、等しく包み込み『形あるもの』へと昇華させてくれる、そんな体験に他ならない。

おれの手首に、耳に、首に、指に、『推し』がいる。


しかもそれは単純な、1つのイメージや色だけで形作られた『推し』じゃない。物語とオタクの知識と、そしてあらゆる尊いものの相乗効果による『圧倒的尊さ』で、おれたちを殴りつけてくる致死量の『推し』の概念だ。
『推しは推せる時に推せ』
その言葉の一番早い実現方法が、おれにとっては『推し』を身に纏うということである。

そこに『推し』がいる。
おれが一歩歩くだけで、耳元で、首で、腕で『推し』が鳴る。推しの軽やかな声が、聴こえてくるような気がする。だからほんの少しだけ、いつもよりもおれは、『強く在れる』。
そんな至上の経験ができるだけで、『推しを身に纏う』というのは、おれにとってはとても特別なのだ。

新星急報社さんのオーダー会は、不定期に東京・大阪エリアで開催中。次回(2024/10時点)は横浜でのオーダー会があるそうなので関東住みのオタクは是非。新星急報社さんのアクセは本当に、いいぞ。


軽率に『推し』を身に纏おう。
そして軽率に限界化しよう。
推しアクセとはすなわち、『纏う合法ドラッグ』だ。



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