若手エリート選手達よ、ハイレベルなサッカーにおいて身体能力はどれ程重要か?

みなさん、こんにちは!

日本のユースサッカーに対する私なりの考えを、興味のある方々と共有したいという思いから、NOTEを始めてみることにしました。私はユースサッカー、中でも有望なユースレベルからプロフェッショナルレベルへと移る過程、その瞬間に人生を捧げており、今は日本のハイレベルな高校サッカーチーム(の育成)に焦点を置いています。(その理由についてはまた別の投稿で説明しようと思います。)

初めての投稿では、まず最も基本的な(一般的な)見解を広げてみましょう。日本では、技術と知能が最も重要なものとされています。その点に重きを置き過ぎて、選手個人の他の特徴についてはあまり考慮されておらず、その為全てのトレーニングは技術的で認知的なものと位置付けられています。
ヨーロッパ、特にフランスでは、技術は重要ですが、一番に見られるものでは全くありません。

その焦点は選手たちが持つ全ての要素に向けられます(身体的、技術的、認知的、精神的など全ての要素)。トレーニングセッションは、これら全要素の質、そして選手の能力を高めるために組み立てられます。フランスでは身体的能力が最も重要とされます。なぜなら、高いレベルのパフォーマンスに必要だと考えられているからです。フランスにおけるエリート選手過程の一例を挙げてみます。(添付画像を参照してください。)

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選別過程の最初の過程はもちろんサッカーをプレーする技術力です。
ですがその後は徐々に、より運動競技的になっていきます。高度なパフォーマンスには、高度な競技的運動能力が必要になるからです。いくつかの研究で、ハイレベルなアスリート(選手)はより激しいレベルでプレー出来る高い身体的能力を、自然に身につけていることが分かっています。

私の意見としては、サッカーにおいて技術はもちろん大切です。高度な技術によってプレイヤーはボールを完璧にコントロールすることが出来、それはとても重要な側面ではあります。一方で、トップレベルに位置付けられる選手達にとって、身体的側面も同様に重要です。

身体的能力が高い選手達は、トレーニングや試合でより強い耐性があり、より体が強く、一対一でより勝ち、より速く走り、より早く回復する…などといった事が可能です。さらには、速さというような身体的能力は最近のサッカーでは重要なスキルとなってきています。(エムバペやアルフォンソ・デイヴィスなどの例のように)

私たちは皆、とても高度な、恐らく何人かのプロ選手達よりも高度な技術を持つプレイヤー達が、プロレベルに到達出来ないことを知っています。その理由は何でしょうか?どれほど多くの”才能”が、なれるはずだったスーパースターになれなかったのか、それはなぜなのか?ユースレベルとトッププロレベルの違いは何か?
私のネットワークの中でアカデミーの監督達と議論した結果、その答えはインテンシティ(強さ)であると考えます。つまり、激しい試合を戦うことが出来る選手は複数の能力を磨くべきであり、技術だけでは不十分です。そのため、トップレベルのアスリート(選手)を育てようとするコーチはトレーニングの運動競技的部分を飛ばしてはなリマせん。より激しい試合を戦い抜ける選手を育成する為にも、必ずトレーニングに組み込んでいくことが必要です。

このノートを楽しんで頂けたら嬉しいです。そして今後の投稿もみなさんとシェア出来ることを楽しみにしています。


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