見出し画像

IBP note を始めるにあたり

ついにInabu Base Projectで稲武に移住してきたメンバーによるツアー事業が始まりました!表向きは稲武の自然の中で誰でもマウンテンバイクに乗れる環境ができたということです。

画像3

それはそれで、価値のあることです。でも、本当の価値はそのツアーを担当してくれる稲武へ移住した若いガイド達なのです。2016年に世に問うたこの仕組み。大きな反響がありました。多くの方が様々な形で関わってくれた中で、2018年に花開くように4名の個性的な若者がこの実現に向けて、稲武に期待をもって移住してくれました。

スクリーンショット 2020-10-08 225906

しかし、それまで多くの自転車愛好家を中心としたボランティアが関わってくれたのにもかかわらず、ツアーの実現のめどは立っていませんでした。それでも若い移住者たちはまず週5日間仕事を覚えながら、そして週末に一緒にトレイルに行っては、夢の実現に向けて努力をしてくれました。私も若いメンバーたちも自転車好きという共通点はあったものの、いったいこの2日のガイドで何をしたいんだろうか、自転車は好きだったが本当にガイドをしたかったんだろうか、単純に5日働いて土日は好きに自転車乗ってた方がよかったんじゃないか、なんてことを悶々と思ったりもしたかもしれません。私は彼等が会社に定着できるよう、これまで何十年も働いてきた職人気質のベテラン社員にもこの仕組みや成果を認めてもらえるよう説明したりしている間に、移住者たちが素晴らしいトレイルエリアを見つけ、そこでどのようなツアーをしたいのか自分たちでイメージしてきました。仕事もできる、ツアーもできる。本当にあの絵の夢がかない始めたんだ。やっぱり、これはやりたいことだったんだ。今度は彼らの提案に私が勇気づけられました。

画像4

2015年、会社の社長になった年、私は一人でした。一人で仕事の合間に黙々と自転車に乗っていました。今は稲武にIBPを通じ若いガイド達、会社の優秀な部下でもあるし、プロジェクトのメンバーでもあるし、自転車好きの友人でもある、そんな素晴らしい仲間と一緒にライフとワークをできて私は本当に嬉しいと感じています。ツアーとは関係なく、休みに楽しく自転車に乗ろうよと彼らが言い出した企画、9月20日のゆるポタライド。サドルトーク(自転車乗りながらあれこれ話しながら)は本当に楽しかった!

画像5

僕らはまだまだスタート地点に立っただけ。でも振り返るとたくさんの仲間と、そしてこの先OPENなツアーという仕組みを通じて新たな出会いが。心配なことも沢山あるけど、新たな可能性を考えるだけでワクワクします。

2015年に会社のホームページのあいさつ文にこの様な事を書きました。

スクリーンショット 2020-10-08 233705

稲武のトレイルは新たな価値や出会いの生まれるフロンティアでした。悲観的な人もいた中で私が中山間地に感じたかすかな希望は正しかったと実感しました。

画像6

現実や課題に向き合って、一つ一つ夢に近づくように解決していく。若いガイド達、むしろ、パイオニア達にも彼らの視点で今後ツアーのレポートやライフ、時にはワークの事なんかも綴ってもらおうと思います。皆様、よろしくお願いいたします!(横田)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?