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6日目 左半身に光が通る


5日目の量からイボガールにとっての最大摂取量が分かり、6日目の今日は調整された推奨量の範囲で自分で決めることになった。

最小量にした。

今夜は、飲んでからすぐに寝なかった。
30分ほどしてから眠りにつく。それでも22時。
イボガールにしては随分と早い就寝時間だ。

いちど朝方に目が覚めるので
早めに寝ると、起床までの時間が増える。

マイクロドージングの影響に対して
構えすぎずにいられる理由。
それはひとえに時間の余裕だ。

おなじみになってきたBwitiの音楽に身を委ねると、しばらくして母校の風景が浮かんできた。

大学のキャンパスを自転車で走り回っている。
あまり足を運ばなかった場所にも行った。 
灰色のコンクリートで、暗くて人はいない。

覚えている限りにおいては、
暴露療法とまで行く内容はなかった。

が、大学卒業からしばらく数年のあいだ、
不安と恐怖と切迫感に満ちた苦しい夢を
幾度となく見てきたのを思い出した。

あのときは…就職への不安。将来への不安。
親への罪悪感。自分に対する完全否定。
見るごとに、内容は軽くなっていったから
ある程度は昇華したのかもしれない。

それから、夢を見た。
G7みたいな各国代表のVIPがいる。
なぜか代表国が入れ替わっていた
某国が某国を陥れて乗っ取ったらしい…

6日目の朝、出勤時に身体の変化に気づいた。

左半身に光が通って、
充分にエネルギーが行き渡っている感じがした。

左半身だけではなく、左の視界も開けている。
もちろんいままでも左目は見えている。
だが、何かが違う。

身体をじっくりと内側から感じてみた。

…柔らかい。

硬く、あってもないかのように存在感の薄かった
左半身がいま、軽やかになっている。

やはり、足取りは軽い。
身体の奥底から力が湧いて、満ち満ちてくる。

心身を強健にしてくれているようだ。
根っこの皮だからかもしれない。

左半身には思い当たることがあって
高校時代に「左脳をたくさん使おう」と
右脳の働きの制御?を意図したことがある。
家に帰るとき、バスの中でそう意図したのを
はっきりと覚えている。

イボガールは、変な設定を自分でして
人生でいろいろ実験を試みるときがある。

イボガはそれすらも解除したように感じた。

勤務時にお手洗いに立つと、
あるビジョンが見えてきた。

サイボーグが自分を壊して仕組みを知って、
また再生して元の無敵に戻るワンシーン。

クラッシュしたサイボーグが
壊れたところをじーっと見つめて
グリッと直し、何事もなかったかのように
平然と無敵に動いている様子…

そんなタフな姿が一緒、脳裏をよぎった。
そんなタフな回復っぷりを今、イボガのマイクロドージングでしているような錯覚に陥る。

イボガを摂り始めてから、足首をやたらと回したくなるようになってきた。お手洗いに立つと、無性に足首も回したくなる。木の根だから、足や第一チャクラに効いているのか。

足首の固さと頭の固さは連動するという話を聞いたことがある。イボガのミラーニューロン革命で感覚や考え方が明らかに良い方へ変わっているのは確かだった。

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