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Observabilityとは!?~従来の監視との違いを解説!

こんにちは。

企業ITシステムの運用管理の分野で最近少し話題になっている"Observability(可観測性)"についてご存知でしょうか?

あまり馴染みのないワードですが、今回はこの"Observability(可観測性)"について解説したいと思います。

"Observability(可観測性)"は、「いま 起きていることを データに基づいて常に把握できる」ようにしておくIT運用の仕組みです。今回は監視に着目してご紹介します。

従来のITシステムの監視は、基盤的な監視が中心でした。プロセス、ログ、リソースなどの閾値監視とインシデントへの対応で事後的な対応だったと思います。
最近の複雑なIT環境の運用監視はこれだけでは不十分で捉えきれない問題が出てきています。

次にアプリケーション層 まで含めたデータの収集・監視するAPM (Application Performance Management)があります。サービスレベル(スループット、エラー発生率、応答性能)を監視していくことができます。

"Observability(可観測性)"は、これらに加えて、システムの複数の層にわたる、メトリック、トレース(分散トレーシング)、ログのデータをベースに、システムを「積極的に」理解できるようにします。

ユーザーからWebシステムへのすべての要求を捕捉し、システム全体をリアルタイムで監視・可視化します。どのコンポーネントに処理が来ているか、応答性能はどうか、どのHTTP要求でエラーが出ているのか、どのSQLが遅いのか、など常に把握できるようになります。

複雑化したシステムで、これまで捉えきれない問題がどこで起きているか、を即時に把握・解決することや障害の未然防止に繋げることができます。

業種を問わず今多くの大企業から中小企業までのITシステムの運用に取り入れ始めています。マルチクラウドやコンテナなどの技術の活用も進む中、運用担当者の負荷軽減にも繋がるため、これからのIT運用監視に必須になってきています。

この"Observability(可観測性)"を実現する1つの方法として、IBM Instana Observability があります。こちらの記事↓でご紹介していますのでぜひ併せてご覧になってみてください。

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