ただなんとなく続く日々に。

別になにか不自由してるかと言われればそれなりにあるけど、そこに対して抵抗をしてるわけでもない。

ぐだぐだと続く夏の鬱陶しさも、受け入れなきゃいけないのであればそこに文句はない。生活ってそういうものだと言い聞かしているのかもしれない。

去年の春に組んでたバンドが解散した。ピリッと張り詰めていた糸は最後の方には緩み、たるみ、見るも無残に崩れていった。

原因はよくある方向性の違い。当事者になるまでは他人事とはよく言ったものだと思う。SNSに流れる方向性の違いで解散する仲間を嘲笑していた自分が同じことを発信している。ただそこに後悔はなかった。今も思う。辞めてよかったのだと。

3年前、自信満々にCDデビューをした影はもうそこにはなかった。あるのはただの腐れ縁での繋がりでしかなかった。一念発起してリリースしようとした音源を発表しないまま僕の夢は突然なくなってしまった。何もない。恐ろしいほど何もない。失くしてから大切なものは気付くと言うが、僕の場合は大切だったかも気付けなかった。ただいつもそこにあるものがなくなってしまった。

思えば音楽が、バンドがすぐ近くにあったのはもう10年も前からになる。居場所のない教室からだったと思う、、、