いびきって遺伝するの?
いびきに悩んでいる人「父がひどいいびきを持っていて、僕もいびきに悩まされているのですが・・いびきって遺伝するんですか?」
こういった疑問に答えていきます。
✅本記事の内容
・いびきは直接的には遺伝しません
・しかし、身体的遺伝によりいびきが誘発される可能性は十分にあります
・結論は、「直接的な遺伝はしないが、影響は受ける」
こんにちは、いびき博士です。
今日も張り切っていびきに悩む子羊たちの疑問に答えていきます〜!!
先日、こんな質問をもらいました。
「僕の父のいびきがかなり酷く、幼少期から悩まされていたのですが、最近自分自身も寝ている時に重度のいびきをかいていると知りました。いびきって遺伝するものなのですか?」
確かに、いびきをかく親を持っている子供はいびきをかきやすいと聞きますし、遺伝子と何か関係があるのか?と思ってしまいますよね。
この記事では、「いびきって遺伝するの?」という疑問に対して答えをまとめていきます。
*この記事は5分ほどで読み終わります
いびきは遺伝するのか問題
まず結論として、「いびきは遺伝しません」
いびきをかく親を持つ子供がいびきをかく確率は通常の3倍以上と言われていることから分かる様に、いびき=遺伝的なものや先天的な病気という風に考えている人も多いように感じます。
実際、米国の研究でも親がいびきをかくと子供もいびきを持つ可能性が高まることは証明されているのですが、これは「いびき遺伝子」のようなものが存在するからではありません。
この仮説に関しては、研究でも直接的な遺伝はないと言うふうに研究結果が出ているので「直接的な遺伝でいびきは起こらない」という考えが有力だと思います。
しかし、「遺伝子と全く関係ないか?」と聞かれると、実はそんなこともないのです。
NOとも言えない事実
いびきは直接的に遺伝するものではない、とお伝えしました。
では、なぜいびきをかく親を持つ子供がいびきをかく確率は通常よりも3倍も高いのでしょうか?
それは、「いびきは直接的には遺伝しないが、頭蓋骨や体質などの遺伝によりいびきが引き起こる可能性が高まるから」です。
具体例を出して解説します。
例えば、僕は典型的ないびき家族の例でして、父親はそこまで酷くありませんが睡眠中にいびきをかきます。そして、実際に僕も同じ様にいびきをかいてしまっていました。
しかし、それは「いびきが直接遺伝」した訳ではなく、「アレルギー性鼻炎」が遺伝して、その結果としていびきを引き起こしていたのです。
その他にも、
・鼻腔が通常よりも小さい
・顎が後退している
・気道が狭い
・通常よりも舌が大きい
などの身体的な特徴が遺伝して、気道を塞いでしまうことでいびきを起こしてしまっているのです。
また、「太りやすい体質」などからも起因する可能性は高いです。
基本的に体重が重く、喉や顎に脂肪が付いていればいるほどいびきをかく可能性が高くなるのですが、「体重を左右する生理学的要因は遺伝子から受け継ぐ」というのはすでに研究で証明されているのです。
ですので、いびきは遺伝して突然かき始める様なものではなく、「身体的な特徴を受け継いでいびきをかく確率を高めてしまっているから」だったのです。
言い換えれば、遺伝子はただの影響ですので、親がどんなに酷いいびきをかいていたとしても、いびきを誘発している原因を突き止め、しっかりと治療すれば治すことが出来るということです。
まとめ
今回は、「いびきって遺伝するのか?」という疑問の答えをまとめました。
この記事を読んだ少しでも多くの人が、いびき治療への一歩を踏み出せればとても嬉しいです。恥ずかしいことではないので、少しづつ一緒に改善していきましょう!
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それではまた別の記事でお会いしましょう!