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広島叡智学園 2次選抜対策講座2022 #0(11/27)【講座レポート】

※2023/11/12:追記
2023年12月3日(日)・10日(日)・17(日)に、今年も2次選抜対策講座を開講します。11月中旬より、仮申し込みの受付をスタートします。
詳細は以下の記事よりご確認ください。

こんにちは!公立中高一貫校対策の「iBASE」です。2022年11月20日に広島叡智学園の第一次選抜が開催されました。今年度の検査問題には傾向の変化が見られ、多くの受検生が驚きと戸惑いの中で本番を終えました。

第1次選抜の合格発表前ではありますが、iBASEでは2次選抜の突破に向けたスタートダッシュとして「2次選抜 対策講座2022」をオンライン(Zoom)にて開講しました。(2022年11月27日)
全国各地から生徒の皆さんにお越しいただき、第2次選抜の基礎知識と傾向および対策をお伝えしました。今回はその授業の様子をレポート!受講生の皆さんはぜひ、復習にお役立てください。


第2次選抜の基礎知識

まずは担当講師から、広島叡智学園の第2次選抜についての基礎知識がレクチャーされました。この選抜は、”2泊3日”の共同生活にて行われます。

広島叡智学園HPより引用

通常の入試では考えられない、2泊3日という長期間の共同生活。なにかを取り繕うことは、ほぼ不可能です。よって受検生は自分の強みや個性をよく理解したうえで、自然体で「ありのままの自分でいること」がとても重要だとiBASEでは考えています。本講座のはじめに、そのための具体的なスタンスが担当講師より解説されました。

ありのままの自分でいるってどういうこと?

※「ありのままの自分」によって発揮されるリーダーシップは、組織開発の領域では「オーセンティック・リーダーシップ」と呼ばれ、社会人の成長・発達の文脈でも注目を集めています。詳細については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

過去の出題と今回のテーマ

次に、過去3年間の課題内容について説明しました。

ここ数年の傾向を鑑みると、出題は大きく3つのパターンに分けられます。
①「他者と協力し、新たな価値を生み出す課題」
②「試行錯誤を繰り返し、目標を達成する課題」
③「深い内省によって、自分の価値観を深掘りする課題」

もう少し具体的に見てみましょう。
最新の2021年度では、以下のような課題が出題されました。

地域の方々と交流することを目的とした、新しいスポーツを考えましょう。

詳しい分析についてはコチラの記事で詳しく解説しましたが、この問題は「多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)」がテーマ。多様な価値観を持つ人々が、みんなで共に学び合う「ラーニングコミュニティ」となることを目指す、実に広島叡智学園らしい出題。様々な立場や価値観を持っている人たち(たとえば、小さなお子さんからお年寄りまで)が共に楽しめるスポーツを考えるには、その多様性を乗り越え誰しもが楽しめる仕掛けや工夫が必要です。

今回の講座では、昨年度のこの出題傾向を踏まえ、iBASEオリジナルの課題に取り組んで頂きました。

課題の背景にあるもの

この課題、”一見”意外と簡単に乗り越えられる内容です。過去に経験した学校での取り組みを思い出して再現することで、企画自体は容易に立てることが出来ます。しかし、広島叡智学園の2次選抜を乗り越えるためには、それだけだと不十分。そこで次のようなSTEPを踏むことで、本番を想定したレベルの課題として、受講生の皆さんには取り組んで頂きました。

【STEP1】自分の人生で「楽しかったこと」「楽しみにしていること」についてたくさん思い出し、書き出してみる
【STEP2】
自分が「楽しい」と思える要因やきっかけ、背景について考える
【STEP3】
チーム全員の「楽しい」要因を満たすイベントを考える

こんな順序で議論している中で「自分と他の人とは、楽しいと思える瞬間が違う」「自分が楽しいだけのイベントでは、『クラス全員が”心から”楽ししむ』ことは出来ない」ということに、徐々に思いが至ったようです。他者の目線から物事を観たり、そうした多様な価値観の中で1つの企画を磨き上げることの難しさを体感してもらいました。

広島叡智学園の2次選抜の対策においては、こうした「揺さぶられる経験」をどれだけ積むことが出来るか、が大切です。実践的なグループワークを通して、自分の固定概念が揺らいだり見えている世界が大きく広がったりすることを通して、飛躍的な成長を遂げていくことが出来ます。今後の講座でも、iBASEで扱う課題には意図的に越えがたいハードルや葛藤、混沌が仕組まれています。そんな状況をどう乗り越えるのか。ぜひ一緒に学んでいきましょう。

講師との 1on1 → 振り返り作文へ

2次選抜の対策を行うにあたって、iBASEでは次の2つの指導方針を掲げています。

①各々が実践の場を通して自分らしい強みに気づき、それを自覚的に発揮できるようになっていくこと。
②その積み重ねによって発露するリーダーシップの芽生えを講師が見取り、即時にフィードバックを返していくこと。

生徒が自分自身の強みに気づくには、自分一人では難しいことが多く、他者からの客観的なアドバイスやフィードバックが必要不可欠です。そこで講座の最後には、受講生一人ひとりとiBASE講師との1対1の面談の時間を取りました。ワークの様子を客観的に見ていた講師から、受講生それぞれの強みや個性が語られました。一緒にワークを振り返ることで新たな気づきや発見も生まれたようです。

ワークを通して何を学んだ?

最後に、「ワーク中に自分の気持ちがどのように変化したのか」「ワークを通して自分にどんな変化があったか」等を作文としてまとめ、提出をお願いしました。担当した講師がそれぞれにコメントとメッセージを返していきますので、受講生の皆さんは楽しみに待っていてくださいね。

※「振り返り作文」についての詳細な取り組み方は、以下の記事でもまとめています。ぜひ併せてご覧ください。

おわりに

2023年度も、2次選抜対策講座を開講します。最新年度の傾向を取り入れた、実践的な内容です。講座の詳細やお申し込みについては、以下の記事よりご確認ください。対策のラストスパートは、専門塾iBASEと一緒に駆け抜けましょう!

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