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好きであるという才能


ちょっと前は毎日ブログを書いたりしていたのですが、あまりにも脳の余力がなくなって全然書けていない日々が続いていました。

 
でもたまになんか書いて頭を整理しておいた方が良いなと思ったし、自分が必死にやっていることを皆様に伝える機会をちゃんと作っていきたいと思っています。
 
 
そんなわけで最近考えたことと、色々なお知らせを短めに。
 
 
 
音楽とか色んなことをやる上で「才能」っていう言葉がでてきます。遺伝なのか環境なのか、先天的なのか後天的なのか、その辺の詳しい構造は僕はよくわかりませんが、自分の体験上はっきりと言えるのは「好きである」っていう事はめちゃくちゃ大きな才能だと思うんですよね。
 
 
好きっていう中には「楽しい」とか「興味がある(知りたい欲)」とか「負けたくない」とか色んな想いが含まれます。
 
 
例えば音楽のレッスンをする上で、先生であればどうやったら上達するかのノウハウはある程度伝えることができるし、だいたいこの期間こういう練習をすればこういうことができるようになるよねという感触もあります。
 
 
でも中々教えづらい感覚があって、よく「センス」という言葉で処理したりするのですが、音楽の中の美しさを一歩深く感じて表現していたり、楽しい気持ちをそのまま表に出せていたり、明確には表現しづらいんだけどなんか頭一つ抜けてるかどうかっていうのが個人差として現れます。
 
 
 
もちろんみんなその域に達したいだろうし、先生もそうさせてあげたい。
 
そのときに好きっていう気持ちをどれだけ忘れられずに持っていられるかが大きいなと思います。
 
 
忘れられずに、と言ったのは音楽を習おうとしている時点でほとんどの人は好きとかやりたいっていう気持ちをそもそも持っていたりするし、音楽ってそもそもエンタメ要素がほとんどだと思っているので。
 
 
先生という存在はその気持ちを増幅することもできるんだけど、やりようによっては忘れさせてしまうこともあります。もちろん先生側だけの原因ではなく、本人の向き合い方にもよります。
 
 
あとは自発的に音楽を始めたわけではない小さい子どもたちの場合はそれ以上に音楽をどういうものと捉えるかの第一歩を先生や環境が握っている可能性もあります。
 
 
ちょっとした環境やちょっとした一言で音楽が好きになって、練習するのが楽しくなって、みんなと演奏するのが楽しみになる、そんな流れを作ってあげられる先生は本当にすごいなと、自分はあまり得意ではないのでそう思ったりもしました。
 
 
あとはもう人間なので、ずーっと好きで何かを続ける人もいればある程度で変わってきて他の事にハマったり、また年をとってから好きになったりとか、それは人それぞれだしそれで良いと思います。
 
 
ただ、この人はすごいなっていう音楽家はほぼもれなく変態的に音楽が好きで好きでしょうがないっていう時間をずっと過ごしているような人たちですね。
 
 
 
趣味の領域でも何かを急に好きになったり感覚が変わることももちろん全然あるなと思っていて、例えば僕の場合は音楽以外の美的センスに一切自信がないし興味も極めて薄かったんですね。
 
 
立体的な絵が描けないタイプの人です。
 
 
そんな感じなのでそういう部分に関して自分に期待していなかったのですが、コロナ禍に入って動画や写真を扱う機会が爆発的に増えてからそこがちょっと変わりました。
 
 
自分の演奏や自分が作った音楽を、より良い形で届けたいと思ったときに今まで全然使っていなかった感覚をフル稼働させて、研究して、意地でも形にするみたいなことをやり始めました。
 
 
そうなると人が作った映像や写真に対しても見る目が全然変わって、どういう意図で撮影されているかとか、何を狙っているかとか、画面に映っていない部分の景色まで想像できるようになって、とても面白くなったんですよね。
 
 
同じことは音楽でも経験してきていて、レッスンでもよく言うのですが、やっぱり見えているもの聴こえているものの解像度って経験や興味によって全然変わってくるみたいです。
 
 
最近は道行く景色を眺めては「ここでこうい画角で動画撮れるかなー」ってつい考えるくらいには想像力が働くようになっていて、でもそれって実は密かに身に着けたいスキルだったんだなっていうことに気が付きました。
 
 
 
音楽に関しては自分は最初からけっこう前のめりだったけど、「興味はあるけど好きになりきれていない」みたいな人も沢山いるので、そういう人の気持ちが分かった気がします。
 
そしてその状態から力技で本当に好きになるっていうのも可能かもしれない。
最初は強引にでも色んな音楽を聞きまくってみると、気が付いたら自分が好きな音楽が見つかって気持ち良く聞くようになっていったりとか。
 
 
才能といってしまうとなんとなく先天的なイメージもあるけど、好きになることに関しては意外と後からいくらでも付け足すことはできるんじゃないかなと思います。
仕事とかやらなきゃいけないことって世の中に色々あるけど楽しんだもの勝ちですからね。
 
 
 
という話を、やりたくない仕事を目の前に山ほど抱えた状態で書いてみました。
 
 
 
さて、まもなくいくつかのコンサートが待っています。


 
10/2(日)14:00〜からは初のメンバーによるトリオのライブ!
 
ピアノの武藤勇樹くんは相変わらず売れっ子で大忙し。センスの良さ、ライブでの爆発力も素晴らしいです。
 
ベースの森田哲生さんは以前YouTubeコラボ配信もさせてもらって、YouTube大変だよねって語り合った仲間ですが、なんかそこからの数ヶ月で登録者数も爆伸びして調子良さそう。
やはりベース、音楽へのこだわりをしっかりと持っている素敵なアーティストです。
そんなメンバーによるオリジナル曲やジャズスタンダード、JPOPのカバーを演奏します。
 
ご予約お待ちしております!
 
▼ご予約は茨木までお気軽に。またはお店の予約フォームにて

 
▼ツイキャスによる同時配信チケットも発売中。

 
 
 
そして10/3(月)は、オカリナとギターのコンサートツアー横浜公演。


 
当初予定していた8月1日から延期されてきて、随分日を開けてのツアー千秋楽です。
 
 
この編成にぴったりなサルビアホールの響きでじっくりと聞いていただきたいと思います。まだお席余裕ありますので是非お待ちしております。
 
▼ご予約はこちら

 
 
 
 
 
 
▼トランペット&オカリナ奏者 茨木智博 詳細プロフィール

 
 
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