レッスンを始めた頃の話
まずはお知らせですが、ホームページのスケジュールページを更新しました。
▼演奏スケジュール
その中で追加した項目についてまた詳しくご紹介していきたいのですが、ひとまず毎年やらせていただいているオカリナとギターのコンサートの全国ツアーの日程も発表させていただきました。
今年も京都・大阪・神戸・東京・横浜・長野・名古屋・富山・新潟の9公演を予定しております。
毎年色々な所へ伺わせていただいているということで、おなじみで聴きに来ていただいている方、そしてまだ生での演奏は聞いたことがなかったけど聞いてみたいなと思ってたいただけた方、色んな皆様のご来場をお待ちしております。
ご予約随時受け付けておりますのでメールフォーム、各種メッセージ等でお気軽にご連絡ください。
そしてもう一つ、YouTubeの方も随時更新しております。
▼【フリューゲルホルンソロ】青春の輝き I Need to Be in Love(カーペンターズ) フリューゲルホルン:茨木智博 [Flugelhorn solo]
▼【オカリナソロ】モーツァルトのオーボエ協奏曲1楽章のカデンツァ部分だけ オカリナ:茨木智博 [Cadenza by Ocarina, W.A.Mozart / Oboe Concerto]
豊洲シビックセンターホールで収録した動画たちですね。それぞれ無伴奏でじっくりと演奏した動画です。是非ご視聴ください。
そして先日有料で公開したオカリナ四重奏のコンサート「春のオカリナカルテット」、まだ見ていない方は是非!ご感想等お待ちしております。
▼こちらは無料で見られるダイジェスト
さて、なんとなくタイトルの件について書いてみようかなと思ったのですが
オカリナにしてもトランペットにしても演奏家として活動していく上で「レッスンをする」という仕事も重要な一つだと思っています。
よく話に出ることで「結局レッスンやってないと食っていけないんだよね」っていう側面もあります。
音楽家という安定しない職業の中で、「毎月これだけ稼働してこれだけ収入が入る」っていう状況が作れる数少ない手段の一つですからね。
そしてレッスンをしていることで生徒さんがそのままファンとしてコンサートに来てくださったりCDを買ってくださったりという可能性も高い。活動をスタートする段階だと特にこういう力は大きな手助けになります。
そういう打算的なことはもちろんがっつり考えた上で、自分のスキルアップにも有効だし必要だし、そもそも自分はそれなりにレッスンができる方なんじゃないかと当時は思い込んでいて、なるべく早い段階からそういう仕事をやり始めました。
結果から言うと今はあまり自分はレッスン向きではないと思っていて、○○教室のような感じで固定をレッスンを展開するっていうことは今はしていないし今後も多分しないと思います。
今は臨機応変に機会があれば対応しつつっていう感じですね。
昔の話に戻りますが、だいたいオカリナを吹き始めた頃がそういう動きをし始めた時期なのですが大学2~3年生くらいの頃でした。
当時の目標はとにかく「忙しくなること」で、とにかくどんなことでも自分の音楽スキルを使ってできる仕事なら食いついていこうと決めていました。
オカリナのレッスンに関しては最初はホームページを見て問い合わせをいただいた所からのスタート。
当時は多分mixiというSNSが全盛期みたいな感じですが、まだホームページ全盛期の名残もちょっとだけあって一応色んなネット上の掲示板にオカリナのレッスンをしますよみたいなことを書いて宣伝していたと思います。
もう一つは先輩がいる楽器店が教室も運営しているので、そこでピアノの生徒はあまりこない平日午前の時間帯でオカリナのレッスンやらせてもらえませんかと相談してスタートしたレッスン。
レッスン自体は最初はそんなに難しくなくて、生徒さんの状況と自分の状況は全然違うものの、自分自身も、楽譜もなにも読めない音楽のおの字も知らなかった頃の記憶がある人なので丁寧に色々順を追って教えていくことができたと思います。
丁寧っていうのは自分の中の話で、世の中もっとちゃんとしていて丁寧にやってるっていうのは後にわかってきましたが…
自分の良い所があるとすれば、臨機応変という言葉を思い出すまでもないくらい最初から何も決めていないのでその人に必要な部分を見極めて時間を使っていくという所。人によってやり方が随分変わります。
そのスタイルが合う人もいれば合わない人もいるかもなというのは徐々に思うようになりました。
テキスト的なものも特にない中で、こういうのが必要だなという楽譜をちょこちょこ作りながらレッスンを進めていきました。
のちに、この作業をそろそろ終わらせなくてはと思って作ったのが「オカリナトレーニングブック」です。自分のレッスンを楽にするためのアイテムでもあったわけですね。
▼オカリナトレーニングブックはこちら
そんな感じで大学に通いながら徐々に生徒さんが増えてきて、目標の「忙しくなる」までは辿り着かないものの、週に数回レッスンをするという状況を作ることができてきました。インターネット上では当時はまだけっこうホームページが役立ってましたね。今では演奏スケジュールの確認程度の位置づけとして使っている印象です。
パソコンを自分で買うまでは大学のパソコン室でずっと仕事してたな…
学費を払って自分が勉強しに行っている大学に生徒さんを呼んで自分がレッスンするって、今思うとわけわからない状況なことをやってますね。
実力が足りなかった分色々と工夫をすること、人より早く動くことでなんとか音楽で仕事をしていく方法を探っていった中でのレッスン活動でした。また気が向いたら続きを書いていきたいと思います。
▼トランペット&オカリナ奏者 茨木智博 詳細プロフィール
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