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オリジン

茨城大学体育会サッカー部

私は茨城大学農学部地域総合農学科の石田創也です。この度、ブログを書かせていただく事になりました。何を書こうか悩みましたが、私が大学生活、大学サッカーを通して考えた事について話そうと思います。拙い文章ですが頑張って書くので最後まで読んでくれると嬉しいです。

まず、大学でもサッカーを続けようとした理由は高校サッカーで未練が残ったからです。私は高校受験で失敗してしまい第一希望でない高校に進学しました。そのため、サッカー部は私が望んでいたような環境ではなくなってしまいました。しかし、最高の仲間と楽しくサッカーをすることができました。高校の時に一緒にサッカーをしてくれた仲間に感謝です。本当にありがとう。しかし、楽しかったのとは裏腹にサッカーに生活の全てを注ぎ、レベルの高いところで自分がどこまで頑張れるかを試したいという気持ちがありました。そのため、大学生活ではサッカーと勉強に生活を注ごうと考え、サッカー部に入りました。


部活に入った当初は、「そこまでレベルは高くないだろう」なんて思っていました。しかし、私の想像したレベルよりも遥かに高く度肝を抜かれました。去年の夏休みは、午前中は部活に行き、午後からは大学でサッカーを通して出会った仲間たちとサッカーをするという生活をしていました。筋トレを行い身体作りにも励んでいました。あの頃は本当にサッカーに夢中になってました。サッカーが楽しかったです。


しかし、後期の授業の開始から私のサッカーに対する思いが段々と薄くなってきているのを感じました。後期の授業は対面授業が開始されたため、農学部での友達が多くでき、毎日みんなで遊び呆けていました。ある程度は動いていましたが日に日に衰えてきているのを感じました。サッカーや走り込み、体幹、筋トレなどをしているのに成長を感じない日々が続きました。試合にも絡めず、サッカーに対しての楽しさが薄れていくのを感じました。

自分の中で一番サッカーが楽しかった中学校の頃を思い出し、FWなどにポジションを変更などをしましたが楽しさがもどってくる感じはしませんでした。

　　　　　　「なんで大学でサッカーをしているのだろう。」

　　　　　　「サッカーが楽しくない」

と思う日々が続き、さらにコロナウイルスの拡大による部活動の中止などがあり、さらに、サッカーへの熱がなくなっていきました。サッカーよりも遊ぶことが楽しくなってきてしまいサッカーは二の次みたいな存在になっていました。

しかし、考え方を変えるきっかけなるテレビ番組を見ました。その番組に出演していたのは私がjリーグの試合を見る中で私が注目している選手のインタビュー番組でした。その選手が番組のインタビューの中で言っていた言葉があります。「下手くそなことが僕の一番の武器です。下手くそであるからこそ、まだまだ僕には伸び代があると思っています。」という言葉を聞き、心に刺さりました。
ここで私は思いました。サッカーが楽しかった頃は、「上手くなりたい、試合に出たい、負けたくない」などサッカーに対する欲求があった事に気づきました。


私はサッカーをやっていくうちに上手くなろうとしていたのではなく、上手く見せようとしている事に気づきました。自分が上手いと勘違いして自分にできないはずはないだろうなどと思っていることが多くありました。過信によって成長が止まっている事に気づきました。ポジションを変更すれば何か変わるだろうなどと考えた自分を今思えば恥ずかしいです。自分のポジションに本気で取り組んでいる人たちにも失礼だと思いました。迷惑をかけてしまいすみませんでした。自分が今までやってきたポジションで頑張るしかないと改めて思いました。

今、自分に必要なのはプライドではなく、貪欲にサッカーに取り組むことが大切である事に気づきました。中学校の時に選抜に選んでくださった時には自分がメンバーの中で一番下手であると認識していたため貪欲にサッカーに取り組んでいたことを思い出しました。大学サッカーでもこの気持ちを忘れずにプレーをしていきたいと思います。上手くなるためにはどうするのかを考え、試合に出るために必要なことを日常生活から考えることが大切であると思いました。他人と比べるのではなく、自分が上手くなるために人ようなことは何かを考えていくことが大切だと思いました。


もし、壁にぶつかり、挫折しそうな時に「原点」に振り返り帰ってみてください。「原点」に振り返ることで見えてくるものがあります。もう一度「頑張ろう」と思うことができます。考え方が大きく変わると思います。このような経験をできた私はとても幸せであると思います。そしてこのような環境を作ってくれたサッカー部の部員に感謝です。この壁を乗り切れることで見えるものが見える気がします。


現在、部活動の活動は少なく、さらに農学部であるため平日の練習には参加することはできませんが、自主トレーニングを行い一度のチャンスを逃さず、チャンスを掴み取りたいです。これからもサッカーと向き合い頑張っていきたいと思います。


拙い文章でしたが最後まで読んでくださりありがとうございました。コロナ禍が収束し一刻も早く普通の日常が戻ってくるのを願っています。


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