学生サッカーを振り返って
こんにちは。
ぎりぎり茨城大学4年の中村充喜です。
サッカーについて自由に書く機会を頂いたので、今回は僕の14年の学生サッカー人生を振りかえってみようかなと思います。だいぶプレースタイルとかが変わってて、もしも僕を知ってる方がいたら、その人にとってはもしかしたら面白いかもしれないので、ぜひ読んでみて下さい。
小学生のときの僕の圧倒的アイドルはメッシでした。靴擦れするにもかかわらず、f50とかf10ばっかり履いていました。その時まだアナログで放送されてたバルサ対エストゥディアンテス(いつかのクラブW杯決勝)の試合を録画して、実況を覚えてしまうくらい観て、メッシのドリブルは何度もスロー再生して、とにかく観まくりました。家の前の駐車場では、誰もいないのにカットインから柵に向かってシュートして十字架きって天に指立ててゴールパフォーマンスしてました(笑)
好きなプレーはもちろんドリブルで、ゴールよりもドリブルで抜く快感を味わうためにサッカーしてました。
そんなドリブル大好き少年でしたが、中学生になり、僕のドリブルは全く通用しなくなりました。
原因はいくつかあると思いますが、大きな原因は体が小さく、且つ足が遅かったことです。周りはみんな成長期でどんどん大きく速くなる中、僕はあまり成長せず、試合中にタックルされて吹っ飛ばされることも、足の遅さを馬鹿にされることも沢山ありました。
小学生の時はウイングやトップ下でドリブルを仕掛けていたのが、ボランチというポジションになり、ちょっとターンしてバックパスみたいなプレーばかりしていたと思います。
ドリブルが好きだった自分にとって中学の3年間はめちゃくちゃしんどかった記憶があります。
高校に進学しても、1、2年生まではあまり状況が変わらず、多少身長は伸びましたが、足は遅いと馬鹿にされ、ポジションもボランチをやることが多かったです。特に足の遅さを言われることがとても悔しくて、見返してやる思いでほぼ毎日坂道ダッシュをしてました。
そんな中、高校3年になった時にサイドハーフやフォワードにコンバートされました。最初の方は少し苦労しましたが、だんだんと自信を持ってプレーできるようになりました。足が遅いという課題も、坂道ダッシュの積み重ねか、速いというほどではありませんが、緩急をつければ縦に突破できるくらいになりました。その時はネイマールにハマり、狂ったようにネイマールの動画を観まくってました。そのせいか、応援が試合前にスタメンの名前をよんでくれる時の「キャプテン○○」とか「守護神○○」みたいな個人チャントは「ダイバーみつき」だった気がします(笑)
大学生になり、当初はあまり足が速いという自覚がなかったのですが、誰も自分を知らない環境に身を置いた時、速いと言われることが多くなりました。対戦している相手チームに言われたりもし、自分の速さに自信を持つまでになりました。そうして手に入れた、これまでには無かった新しい武器を活かして、本格的に前線のプレーヤーとして様々な事を吸収し、大きく成長できたと感じています。
こうして改めて学生サッカーを振り返ってみると、本当にサッカーをしてきて良かったと心の底から感じています。その時々では辛いこときついこと沢山あって、嬉しい楽しい瞬間よりもそっちの方が圧倒的に多いです。それでも良かったと思えるのは、本気で取り組んできたからだと思います。やってる最中は分からなくても、結果が思ったようなものにならなくても、本気で向き合えば、それが終わって振り返った時に自分の中に大きい何かが残るんだと思います。
また、こうした経験ができたのは僕に関わってくれている全ての人がいてこそだと思います。名前とかあげたらキリが無いけど、本当に感謝してます。
色々思い出してめちゃくちゃ長くなってしまいました。ごめんなさい。
明日から社会人、頑張ります。
またいつかみんなでサッカーしよーね。