「続けてよかった話」
茨城大学理学部学際理学コースの鈴村貫太です。今回、部員ブログという形で自分にとってのサッカーを振り返る機会をいただきましたので、自身の大学サッカーを始めた経緯やサッカーに対する思いを書かせていただきたいと思います。ブログを書くのは初めてのことで、拙い文章になるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
実は僕、大学ではサッカーをやるつもりはありませんでした。なぜかというと、高校サッカーで本当に最後だと思って3年間練習を頑張って、それでも試合には出られなくて、燃え尽きてしまったからです。諦めたというよりは、もう情熱を注ぎ続けることにつかれてしまったという感じでした。
そんな僕がサッカー部に入ろうと思ったきっかけですが、本当にたいしたことではないです。ある日、全く知らない農学部の1年生がTwitterでサッカーをしようと呼び掛けていたので、行くか迷いましたが、自粛で暇だったので行ってみました。そこでやった1年ぶりのサッカーが本当に楽しくて「やっぱサッカーやろうかな」と思いました。その時集まっていた友達に部活に誘われて入部しました。そしてふと考えました。
「なんでサッカーやってたんだろう。」
いつから「純粋な気持ち」で、「楽しいからだ」と答えられなくなっていただろうかと、夢中でボールを追いかけていた幼い頃の自分を見失っていたのは、いつからだろうかと少し怖くなりました。中学ではクラブに入り、高校では部活に入りました。もちろん楽しいこともあったし、選手としても、人間としても、中高で大きく成長することができたので、それ自体を否定しようというのではありません。ただどこか強制感や義務感のある中でサッカーを続けていたのかなと思います。怖くなったというのは、「サッカーを楽しむこと」を見失ってしまって、もし自分がサッカーをやめてしまっていたらと思うとぞっとするということです。
しかし、今僕が大学でもサッカーを続けている理由は、
「楽しいからだ。」
と断言できます。監督もおらず、自分たちでチームを良くしていこうという雰囲気に感化されているのだと思います。17年間サッカーをやってきておいてなんだそれと思われるかもしれませんが、今が一番サッカーに夢中です。本当に続けてきてよかったと思います。今のために、ここまでのサッカーがあったとすら思える自分は本当に幸せ者で、気づかせてくれたのは茨城大学サッカー部の仲間とあの時たまたま出会った友人たちです。本当に、出会いに恵まれました。ありがとうございます。
さて、次は僕たちの代になります。今シーズン、チームは壊滅的な状況で、試合に絡んでいる自分としては悔しさがあります。コロナ禍で練習が満足にできない中での試合ということで、怪我人も増えているとはいえ、試合をする以上勝たなければいけないと思います。今必要とされているのはチームとしての進化以上に、個人の進化だと思っています。来シーズンに向けて、僕はもっとうまくなる。体が小さく、まともにコンタクトされたら絶対に勝てない自分が相手を上回るためには、「止める」「蹴る」「ボールタッチ」などの足元の技術を極めることが必須です。今シーズン残りの試合、それから来シーズンの試合でチームの勝利
に貢献できるように努力していきたいと思います。
最後に、サッカーを通して出会った多くの仲間、サッカーを続けることを支えてくれた家族や友人へ、いま改めて本当に感謝しています。ありがとうございます。そしてこれからサッカーが僕にくれる出会いや経験を大切にしていきたいと思います。
まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただいた方本当にありがとうございました。